知らないと損する人件費の効果的な使い方

突然ですが、優秀なベトナム人スタッフの囲い込みに困っていませんか?

今回は、優秀なスタッフをどうやって囲い込めばいいかについての話をさせていただきます。

 

人材に当たり外れがあるのはある程度仕方がないとしても、その中の「当たり」の人材には長く仕事をしてほしいし、そういう「当たり」の人材にはもっともっとできるようになって欲しいし、他の人もその人を見習ってほしいものですよね。

 

だけれども、
「頼りにしていたのに、辞めてしまった。」
「ベトナム人はすぐに辞める。これではじっくりと教えることができない。」
「資格を取らせたら、それを転職の材料にすると聞いたのだけど、それでは取らせ損では?」
といったことは、ベトナムにラボを設定した方はどちらも悩まされるようですし、ましてやこれから進出しようという方は戦々恐々だと思います。

でも給与を3倍にしたら、人材の囲い込みがうまくいったんです。

「3倍? 無茶言うな!」

 

そうおっしゃりたい気持ちは分かります。しかし、意外と現実的な手段なのです。
なにもラボの全員の給与を3倍にしろと言っているのではありません。どうしても囲い込みたい一人だけで良いのです。

 

 

こちらの記事でも書きましたが、ベトナム人エンジニアの定着にもっとも大切なのは昇給です。これが満たされないと辞めてしまいます。このことは逆にいうと、彼ら彼女らは、自分自身の世間的な給与の相場をちゃんと把握しているということです。自分が労働市場で500ドルなのか600ドルなのかよく分かっています。

 

もし、自分自身が500ドルと分かっている人が、1500ドルの給与を提示されたらどうなるか・・・

何が何でもその会社に残ります。

 

これはベトナム人に限らないですよね。この記事を読んでおられる方は日本人だと思いますが、もし自分の給与額面が現在の3倍になったらと想像してみてください。
どなたも多少は会社への不満や転職願望はあるとは思いますが、そんなもの吹き飛びませんか?

 

給与を3倍にするというのは、それぐらいの破壊力があります。ほとんどすべての問題をねじ伏せてしまいます。

 

 

ここで、この破壊力にいくらかかったかを見てみると、わずか1000ドルです。

日本で誰かの給与を3倍にするというのは非現実的な話ですが、ベトナムではそれほど無茶な話ではありません。

雄弁なロールモデル

そしてもう一つ、裏の効果があります。規律です。
ありていにいいますが、ベトナム人スタッフは同僚がいくら給料をもらっているかお互いに知っています。

 

これは転職の動機になるし、給与交渉時に「◯◯はいくらもらっているのに私は△△であるがこの違いは何か」みたいな面倒なことを言われるので、こういった情報を漏らさないことを労働契約に盛り込む会社は多いです。
しかし残念ながら、あまり効果はありません。
けしからんと言ってみたって、伝わってしまうものは伝わってしまうのです。

 

 

これは逆に言うとどうなるかというと、「3倍の給与をもらう人」が誰であるかは、誰もが知っているのです。そしてその人の相場も知っているわけです。これは「どのように振る舞えば自分の給与が増えるのか」をこれ以上なく雄弁に語ります。

 

こういう人をロールモデルといいます。
給料が3倍になるのならば、だれだってその人を見習います。その人の態度を盗もうとします。この記事をお読みの方だってそうではないでしょうか。
「日本人の労働規律について」なんてことを口を酸っぱくして言うよりも、たった1000ドルのほうが効果があります。

ぜひ、最優秀な人の人件費を3倍にしてみることをおすすめします。

こちらの記事でも書いたとおり、ベトナム人エンジニアは給与に敏感に反応します。
「しょせん金だけか」と思う方もいるかもしれません。そういうことではないというのはこちらの記事で書いたとおりですが、この敏感さは逆手に取ることもできるのです。

 

弊社のラボはこういった機動的な給与戦術がとれるように、昇給の決定権をお客様におまかせしています。
お客様が「Aの給与を3倍にしたい」と思ったら、「なぜ3倍なのか」「なぜBではなくAなのか」などを問いません。
これは、人月2500ドルなどと言った包括的な値段設定をしておらず、「給与+サービス費」という料金体系を取っているからできることです。

 

「せっかく育てた優秀なスタッフに辞めてほしくない」
「他のスタッフもあの人みたいになってくれたらいいのに」
とお思いの方は、ぜひ弊社にご相談ください。