雨季のホーチミンとエンジニアのリズム
現在ホーチミンは雨季の真っ只中。
夕方になると決まって雨が降り出し、「また雨か」「帰り道は渋滞かな」といった声も聞こえます。
一見すると気分が下がりそうな環境ですが、なぜかそんな日ほどデイリースクラムでの発言が柔らかく、スプリントレビューもスムーズに進むことがあります。

心のリズムを整える「音楽文化」
その理由の一つが、業務終了後に行われる社内の小さな音楽交流です。
これは就業時間中の業務とは別で、お客様への納期や開発プロセスに影響を与えない範囲で行われています。
ギターや歌といった音楽を通じて生まれるのは、心理的安全性。
これはコードレビューやCI/CDパイプライン運用において、率直なフィードバックを出しやすくする大事な土台になっています。
結果として、品質の向上やテスト自動化の改善やデプロイの安定化にもつながっています。

アジャイル開発と文化の相乗効果
アジャイル開発では、「持続可能な開発ペース」が重要な価値として掲げられています。
雨の日の音楽のひとときは、そのペースを保つための小さな工夫です。
チームメンバーがリフレッシュすることで、プロダクトバックログの見直しやレトロスペクティブでの改善提案が活発になり、結果的に高品質なシステム開発へとつながっています。

AGLには、人が人らしくいられる瞬間が日常の中にあります。
それはアジャイル開発を支える文化の一部であり、チームを強くする取り組みです。
こうした文化と開発プロセスの相乗効果が、私たちのシステム開発の品質とスピードを支えています。