1. 定額制アジャイル開発のおすすめ会社8選
定額制アジャイル開発サービスを提供するおすすめの会社は以下の8社です。
1. オルグローラボ株式会社
2. スパイスファクトリー株式会社
3. 株式会社ベクティス
4. シナゲート株式会社
5. 株式会社アール・インフィニティ
6. 株式会社mofmof
7. 株式会社ラジコード
8. サーバントワークス株式会社
それぞれの企業の概要からおすすめポイント、実績、費用まで詳しく紹介します。
1-1. オルグローラボ株式会社
オルグローラボ株式会社は累計プロジェクト数 2,000以上、ベトナムオフショア開発10年の実績があるオフショア開発会社です。
オススメのポイント
- 業務システム開発からスマホアプリ開発、ソーシャルアプリ開発までさまざまな案件に対応可能
- 実践的なジョブトレーニングで厳選された人材を確保
- 自社サービスの開発により蓄積されたノウハウ
会社名 | オルグローラボ株式会社 |
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URL | https://allgrow-labo.jp/ |
TEL | 03-5784-4330 |
所在地 | 東京都渋谷区神泉町10-10 VORT渋谷神泉ビル 6階 |
設立年 | 2014年 |
事業内容 | 【ラボ型オフショア開発事業】 ソフトウェア開発、Web開発、モバイルアプリ開発、 WEB制作、ECサイト構築、業務系システム開発、 各種運用保守、QA(品質保証)など 【コーディングスクール事業】 【エンジニア採用支援事業】 |
価格感 | PHPプログラマー:約230,000円/月~ HTMLコーダー:約175,000円/月~ Reactエンジニア:約290,000円/月~ ※詳細はお問い合わせください |
1-2. スパイスファクトリー株式会社
スパイスファクトリー株式会社は、WEBシステム開発やWeb制作、UIUXデザインなど、お客様のDXを支援する企業です。
オススメのポイント
- アジャイル開発の特性を活かした月額定額制
- スキルに応じて時間を調整する「Adjust The Time」を導入
- 1人月の契約内で複数のメンバーをアサイン可能
会社名 | スパイスファクトリー株式会社 |
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URL | https://spice-factory.co.jp/ |
TEL | ー |
本社所在地 | 東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南 |
設立年 | 2016年 |
事業内容 | 360°デジタル・インテグレーション事業 |
価格感 | 要問合せ |
1-3. 株式会社ベクティス
株式会社ベクティスは、ラボ型アジャイル開発やRuby on Rails開発、ReactによるWEBシステム開発など、企画から開発、保守運用までワンストップで対応する企業です。
オススメのポイント
- 経験豊富なプロデューサー・エンジニア・デザイナーが担当
- 不必要な機能・無駄な作業を排除し価値あることに稼働をフォーカス
- 要件・仕様の追加・変更が自由
会社名 | 株式会社ベクティス |
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URL | https://vectis.co.jp/our_service/labo-software-development/ https://vectis.co.jp/ |
TEL | 03-4500-8297 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル 5F |
設立年 | 2016年 |
事業内容 | 定額制アジャイル開発/ラボ型開発/ニアショア開発 Ruby on Rails/React/PythonによるWEBシステム開発 アプリ開発 ECサイト構築・ECサイト運営代行・コンサルティング WEBコンサルティング ホームページ制作 コンテンツマーケティング SEO対策 WEB広告運用代行 |
価格感 | 要問合せ |
1-4. シナゲート株式会社
シナゲート株式会社は、WEBシステム開発・WEBサイト制作を中心とした事業を展開する企業です。WEBシステムやスマホアプリの開発などさまざまな開発・保守をサポートするサービス「月額定額制システム開発」を提供しています。
開発実績;
・不動産マッチングサイト構築・顧客管理システム
・買取サイト構築・顧客管理システム
・越境ECサイト構築
オススメのポイント
- リソース不足による機会損失を解消できる
- 最新の技術やツールに精通したエンジニアが対応
- 定額制の料金体系による費用の明確化
会社名 | シナゲート株式会社 |
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URL | https://www.synergate.co.jp/system_div/flat-system/ https://www.synergate.co.jp/ |
TEL | 03-6413-7735 |
本社所在地 | 東京都千代田区東神田3-6-6 メビュウス高島 2F |
設立年 | 2006年 |
事業内容 | Webシステム開発・Webサイト制作事業 システム要件定義/設計/開発 コンサルティング/プランニング Webサイト分析 SEO・SEM Webコンテンツ制作 Webサイトマネジメント Webアプリケーション開発 サーバ管理 サポート業務 |
価格感 | Minimumプラン:月額13万円 20時間/月 Lightプラン:月額28万円 40時間/月 Standardプラン:月額52万円 80時間/月 Premiumプラン:月額96万円 160時間/月 ※詳細はお問い合わせください |
1-5. 株式会社アール・インフィニティ
株式会社アール・インフィニティは、少数精鋭のエンジニアチームによる定額制アジャイル型開発サービス「R-AGILE」を提供する企業です。
オススメのポイント
- WEBサービスやスマホアプリ、業務システム、ゲームなど幅広い領域に対応可能
- 仕様変更・追加への柔軟な対応
- 機能の追加や改善なども積極的に提案
会社名 | 株式会社アール・インフィニティ |
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URL | https://r-agile.jp/ https://rinfinity.jp/ |
TEL | 03-6822-4748 |
所在地 | 東京都千代田区神田和泉町1-6-16 ヤマトビル405 |
設立年 | 2008年 |
事業内容 | ソーシャルアプリ事業 システムインテグレーション事業 デザイン事業 |
価格感 | 要問合せ |
1-6. 株式会社mofmof
株式会社mofmofは、人工知能チャットボット「My-ope office」 の開発・運営、ソフトウエアやアプリケーション、システムの受託開発サービスを提供する企業です。
開発実績;
・社内開発のAIを実業務に活用するためのアプリケーション開発
・作物と地域を選ぶだけで最適な防除歴をいつでもどこでも確認できる営農補助ツール
・登録した情報をもとに質問に回答するAIツール
オススメのポイント
- プロジェクトの仕様変更にも柔軟に対応
- 月額制なので想定外の費用が発生しない
- 再委託をしないためコミュニケーションコストを抑えられる
会社名 | 株式会社mofmof |
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URL | https://www.mof-mof.co.jp/ |
TEL | 050-5216-6829 |
本社所在地 | 東京都新宿区新小川町5-5 サンケンビル5階 |
設立年 | 2015年 |
事業内容 | 新規事業に特化したソフトウェアの開発 クラウドのウェブアプリケーション開発の受託 スタートアップ向け開発チームの提供 |
価格感 | 要問合せ |
1-7. 株式会社ラジコード
株式会社ラジコードは、2013年に設立された月額定額制の受託開発サービス「ラジコード」を提供する企業です。
開発実績;
・サービスやバックオフィス業務のWEBシステム化
・ブランドサイト・ECサイト構築
・小学生向け学習アプリのインフラ構築から学習アプリのバックエンド開発
・プレスリリース配信サービスのインフラ整備・開発
オススメのポイント
- 仕様変更があっても追加の費用見積もりが不要
- 仕様変更・追加にかかる手間や時間を大幅に短縮できる
- リリースまでにプロトタイプを何度も確認できる
会社名 | 株式会社ラジコード |
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URL | https://radicode.co.jp/ |
TEL | ー |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609 |
設立年 | 2013年 |
事業内容 | システム開発 技術コンサルティング 新規サービス開発 既存サービス改善 |
価格感 | 要問合せ |
1-8. サーバントワークス株式会社
サーバントワークス株式会社は、アジャイルコーチングやアジャイル変革戦略、プロダクト戦略、社内コミュニティの確立、組織改善などに対する探求型伴走支援を行う企業です。
オススメのポイント
- アジャイル・DevOpsに関する知見
- プロダクト戦略・マーケティングに関する知見
- プレゼンテーション・企画立案の言語化に関する知見
会社名 | サーバントワークス株式会社 |
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URL | https://www.servantworks.co.jp/services/pricing/ |
TEL | ー |
所在地 | 神奈川県相模原市緑区橋本6丁目5-10中屋第2ビル4階I号室 |
設立年 | 2020年 |
事業内容 | 業務改善に関するコンサルティングとトレーニング マーケティングに関するコンサルティング 講演や執筆、監訳 イベント企画、運営など 前号に付帯関連する一切の事業 |
価格感 | 月額定額制 隔週1回程度:月額40万円(税別) 週1回程度:月額80万円(税別) 週2回程度:月額160万円(税別) ※月額定額制は、3ヶ月以上からご利用いただけます。最低価格は月額40万円です。 従量制 半日 15万円(税別)3時間以内 1日 28万円(税別)7時間以内 ※詳細はお問い合わせください |
2. 定額制アジャイル開発を利用するメリット
定額制アジャイル開発を利用するメリットは大きく以下の5つです。
- 登録や解約の自由度が高い
- 最初にすべての仕様を決めなくても問題ない
- 安定した開発ができる
- 初期費用をかけずに開発ができる
- 案件ベースの契約よりもコストを抑えられる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
2-1. 登録や解約の自由度が高い
定額制アジャイル開発を利用するメリットの1つ目は、登録や解約の自由度が高いことです。
請負型開発の場合、仕様や納期、費用などを明確に定めたうえで契約を締結します。成果物が納品される前に開発を中止する場合、多額の違約金が発生したり、債務不履行による損害賠償請求を受けたりする恐れがあります。
一方、定額制アジャイル開発の場合、登録だけであれば契約は成立していないので自由に行えます。利用期間については製品やサービスが完成するまででも、開発途中まででも、発注側が自由に期間を決められます。
また、契約期間が過ぎた後に継続して利用するか登録を解除するかについても、発注側企業の自由です。ただし、定額制アジャイル開発であっても、一度契約が成立すれば発注側企業が一方的に契約を破棄できるわけではありません。定額制アジャイル開発の場合においても契約・解約する自由は法的に認められていますが、契約期間中に利用を停止する場合、違約金を支払う必要があります。
2-2. 最初にすべての仕様を決めなくても問題ない
定額制アジャイル開発を利用するメリットの2つ目は、最初にすべての仕様を決めなくても問題ないことです。
請負型開発の場合、発注側企業が決めた仕様に従って受注側が開発を進め、仕様通りの成果物を納期までに納品します。仕様があいまいなままであれば、納期までに納品できるのか、どのくらいのエンジニアを用意すればよいのかを判断できず開発を進められません。つまり、発注側企業は開発に着手する前に、受注側企業へ明確な仕様を伝える必要があるということです。
一方、定額制アジャイル開発を利用する場合、受注側企業は発注側企業の方針に従って開発を進めます。当初予定していた仕様で開発を進め、途中で仕様を変更することもあります。つまり、開発に着手する段階で完全な仕様を決めておく必要はなく、あいまいな仕様のイメージしかない状態であっても定額制アジャイル開発を利用できます。
2-3. 安定した開発ができる
定額制アジャイル開発を利用するメリットの3つ目は、安定した開発ができることです。
請負型開発の場合、受注側企業が契約書に記載された仕様通りに開発を進めるため、開発期間中の仕様変更は困難です。仕様変更は納期や費用に大きく影響するため、受注側企業から仕様変更を拒否されることもあるでしょう。
一方、定額制アジャイル開発なら最初に取り決めた仕様に沿って開発し、納品したら終わりのような契約ではなく、満足のいく仕上がりになるまで対応してもらえます。定額制なため、仕様の変更や追加が発生しても追加の費用は発生しません。
2-4. 初期費用をかけずに開発ができる
定額制アジャイル開発を利用するメリットの4つ目は、初期費用をかけずに開発ができることです。
自社でエンジニアを雇用して開発する場合、エンジニアの採用コストや給与、賞与、残業代、労務管理費、社会保険料、福利厚生費、教育・研修費など、さまざまな初期費用がかかります。エンジニアを雇用した場合には簡単に解雇することはできないため、開発後のポジションをどうするのかについても検討しておかなければいけません。また、請負型開発の場合、開発に着手する前と納品時に分けて費用を支払うのが一般的のため、一定の初期費用が発生します。
一方、定額制アジャイル開発の場合、エンジニアの採用コストや人件費、着手金などの初期費用は必要ありません。定額制アジャイル開発へ支払う毎月の月額料金だけで、初期費用をかけずに開発を始められます。
2-5. 案件ベースの契約よりもコストを抑えられる
定額制アジャイル開発を利用するメリットの5つ目は、案件ベースの契約よりもコストを抑えられることです。
請負型開発の場合、契約を締結して開発が開始された後に仕様の変更や追加をしようとすると、新たに契約を締結したり契約し直したりする必要があるため、追加の費用が発生します。開発途中で開発を停止する場合は、違約金も必要です。
一方、定額制アジャイル開発は準委託契約のため、自社のペースで開発を進められます。定額制アジャイル開発へ支払う月額料金分だけで開発を進められるため、案件ベースの契約よりもコストを抑えられます。
ただし、必ずしも請負型開発より定額制アジャイル開発のほうがトータルの開発コストが安いとは限りません。むやみに仕様や開発方針の変更を繰り返していると開発期間が長くなり、トータルコストが高くなるデメリットもあります。
3. 定額制アジャイル開発を利用するデメリット
定額制アジャイル開発を利用するデメリットは大きく以下の3つです。
- 稼働しない場合もコストは発生する
- 利用料が上がる場合がある
- トータルコストが高くなる場合もある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
3-1. 稼働しない場合もコストは発生する
定額制アジャイル開発を利用するデメリットの1つ目は、稼働しない場合もコストは発生することです。
定額制アジャイル開発の月額料金は提供するエンジニアの作業時間に応じて決定されるため、エンジニアが実際に作業を行ったかどうかとは関係ありません。
定額制アジャイル開発のプランで設定されている作業時間のすべてが消化されている場合でも、エンジニアが全く作業しなかった場合でも支払う金額は同じです。定額制アジャイル開発を利用する場合、エンジニアの稼働率が低すぎると損してしまうことになります。
月によって作業時間が変動したり、作業が発生しない月がある場合には、無駄な費用が発生しないようなプランを選択する必要があります。月ごとに作業時間を調整できたり特定の月だけ作業時間を追加したりできる定額制アジャイル開発サービスもあるため、自社にあった定額制アジャイル開発を選びましょう。
3-2. 利用料が上がる場合がある
定額制アジャイル開発を利用するデメリットの2つ目は、外的要因により利用料が上がる場合があることです。
定額制アジャイル開発の月額料金は、エンジニアの人件費や管理費が影響しています。つまり、エンジニアの給与相場や物価変動によって、利用料が上がる可能性があるということです。開発途中で利用料が上がればトータルの開発コストに大きな影響を与えるでしょう。
定額制アジャイル開発の場合、契約書に記載された期間にもとづいて定額で費用を支払うため、原則として契約途中の値上げが適用されるケースは稀ですが、長期にわたる開発で定額制アジャイル開発を利用する場合には、契約更新の際に利用料が値上げされる可能性もあることを考慮しておきましょう。
3-3. トータルコストが高くなる場合もある
定額制アジャイル開発を利用するデメリットの3つ目は、トータルコストが高くなる場合もあることです。
請負型開発の場合は発注側企業と締結した契約内容にもとづいて受注側企業が開発を進めるため、契約書に記載された金額以上になることはありません。
一方、定額制アジャイル開発のような人材ベースの契約は成果物の納品を要件としていないため、開発期間が長くなるほどトータルコストが高くなる場合があります。仕様の変更や追加を繰り返して開発期間が長くなると、トータルコストも比例して増加します。毎月支払う金額が一定なので見落としがちですが、開発期間が長くなるほど定額制アジャイル開発の利用期間も長くなり、支払う金額も大きくなることを意識しておきましょう。
4. 定額制アジャイル開発の費用相場
通常のソフトウェア開発プロジェクトの場合、費用は開発規模や開発期間、開発分野、エンジニアの技術力など、さまざまな要因で大きく変動します。小規模な開発であれば数百万円、中規模な開発で1,000万円から5,000万円程度、大規模な開発なら数千万円から数億円程度です。
一方、定額制アジャイル開発の費用の大半を占めるのは、提供されるエンジニアの人件費と人数です。提供されるエンジニアの単価が高く、人数が多いほど、定額制アジャイル開発の費用も上がります。そのため、発展途上国におけるオフショア開発とアジャイル開発は相性がよく、発展途上国のエンジニアは日本人エンジニアと比べて人件費が安いため、エンジニアの人数が増えてもトータルコストが抑えられます。
ただし、同じアジアの国でも、国によってエンジニアの人件費は異なります。
オフショア開発の主要な国別のエンジニアの人件費の目安は以下の通りです。
開発国 | エンジニア |
---|---|
ベトナム | 20万~35万円 |
インド | 30万~60万円 |
中国 | 35万~55万円 |
タイ | 27万~37万円 |
インドネシア | 24万~32万円 |
フィリピン | 25万~35万円 |
ミャンマー | 10万~20万円 |
オフショア開発の費用については、下記の記事で詳しく解説しています。
5. 定額制アジャイル開発に向いているサービス
定額制アジャイル開発に向いているサービスは以下の通りです。
- 要件定義が明確になっていないサービス
- 仕様の変更や追加を前提としたサービス
- 小規模なサービス
具体的には、チャットツールやWEB会議ツールのように、WEB上でユーザーが利用するサービスが該当します。サービスをリリースしたあとでもユーザーの意見を反映させ、利便性を高めることが可能です。逆に、定額制アジャイル開発が向いていないのは、仕様変更・追加を前提としない製品やサービスです。
具体的には、組み込みソフトウェアや基幹システムが該当します。家電製品や自動車に搭載する組み込みソフトウェアの場合は、開発途中で仕様が変更されることは少なく、仕様も明確なため請負型開発のほうがおすすめです。
6. 定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイント
定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイントは大きく以下の4つです。
- 最低契約期間を確認する
- 対応可能な技術の分野を確認する
- コミュニケーションの取り方を確認する
- 過去の実績や技術に関するノウハウの多い企業を選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
6-1. 最低契約期間を確認する
定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイントの1つ目は、最低契約期間を確認することです。
定額制アジャイル開発サービスを提供する企業は、発注者側の短期間での利用停止を避けたいため、契約途中でサービスの利用をストップする場合、解約金を設けているケースがほとんどです。
短期間の開発を予定している場合や、継続してサービスを利用するか不安に感じている場合には、最低契約期間や短期でのお試し期間等が用意されているかを事前に確認しておきましょう。
6-2. 対応可能な技術の分野を確認する
定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイントの2つ目は、対応可能な技術の分野を確認することです。
アジャイル開発を成功させるためには、自社の開発分野に関する開発言語やフレームワークに精通したエンジニアが欠かせません。つまり、自社の求めるスキルセットを備えた人材を多く抱えた会社を選ぶべきということです。
多くの定額制アジャイル開発会社は幅広い開発言語やフレームワークに対応していることを謳っているものの、それぞれ得意分野が異なります。自社の開発分野に対応していても、実際に開発した実績が少ない定額制アジャイル開発会社だと、開発期間が想定より長引いたり、満足のいく品質にならなかったりするかもしれません。
定額制アジャイル開発会社の中には、WEBサイト制作に特化した企業や、スマホアプリ制作に特化した企業もあります。自社の開発分野に対応していることはもちろん、在籍しているエンジニアがどの分野の開発を得意としているのかも確認するようにしましょう。
定額制アジャイル開発会社がどの分野の開発を得意としているのかは、過去の開発実績を確認することである程度判断できます。定額制アジャイル開発会社のWEBサイトに掲載された実績から、開発分野や開発期間、アサインしたエンジニアの数などを確認し、どの分野の開発を得意としているのかを見極めることが重要です。
実績がWEBサイトに掲載されていない場合には、問い合わせから過去の実績が分かる資料を取り寄せるようにしましょう。
6-3. コミュニケーションの取り方を確認する
定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイントの3つ目は、コミュニケーションの取り方を確認することです。
定額制アジャイル開発会社との日々のやりとりは、チャットツール、WEB会議ツールなどの非対面のコミュニケーションがメインです。定額制アジャイル開発会社は海外のオフショア会社の場合が多く、海外の開発拠点にいるエンジニアとは物理的に非対面のコミュニケーションしか取れないためです。そのため、使い慣れていないツールだと、意図がうまく伝わらなかったり、スムーズにコミュニケーションが取れない場合があります。まずは、自社が普段使用しているツールを使用できるか、ツールを使う上でのノウハウがあるか等についても確認することをおすすめします。
6-4. 過去の実績や技術に関するノウハウの多い企業を選ぶ
定額制アジャイル開発会社を選ぶ際のポイントの4つ目は、過去の実績や技術に関するノウハウの多い企業を選ぶことです。
前述したように、アジャイル開発を成功させるにはエンジニアの高い技術力と豊富な開発実績が欠かせません。定額制アジャイル開発会社を選ぶ際は、自社の開発分野に関する実績やノウハウが充実した企業を選ぶようにしましょう。
7. まとめ
今回は、定額制アジャイル開発企業8社の概要からおすすめポイント、実績、費用について紹介しました。
定額制アジャイル開発を利用するメリット・デメリットや選ぶ際のポイントは以下の通りです。
利用するメリット | 登録や解約の自由度が高い 最初にすべての仕様を決めなくても問題ない 安定した開発ができる 初期費用をかけずに開発ができる 案件ベースの契約よりもコストを抑えられる |
利用するデメリット | 稼働しない場合もコストは発生する 利用料が上がる場合がある トータルコストが高くなる場合もある |
選ぶ際のポイント | 最低契約期間を確認する 対応可能な技術の分野を確認する コミュニケーションの取り方を確認する 過去の実績や技術に関するノウハウの多い企業を選ぶ |
定額制アジャイル開発企業の利用を検討している方は、この記事で紹介した企業情報をもとに自社に合った最適な会社をお探しください。
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