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「FASHION PRESS」のラボ型オフショア開発事例

日本でもっとも大きなオンラインファッションメディアです。ファッションを中心に映画、グルメ、音楽、アートなどライフスタイルに関する最近情報を発信しています。Twitter メディア文門でのフォロワー数は、国内1位の300万人を抱え、サイトには月間500万人以上の人が訪れています。ファッションショーを中心とした写真の量は日本でもトップクラスを誇ります。

ラボ型開発をはじめたきっかけはなんですか?
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田中
会社の成長に伴い、新たなプロジェクトが増加し、開発を外注するか、自社でエンジニアを増やして対応するかを検討していました。 Fashion Pressでは、日々多くの記事を投稿し、50万枚以上の写真をサーバー上に保有しています。 そのため、システムは非常に複雑で、新規開発が日々行われている状況です。こうした環境の中で、社内管理システムの整備や保守のサポート、不具合の迅速な発見と対応といった課題が浮上していました。 もともと自社開発にこだわりを持っていたため、単純な外注ではなく、近くで一緒に開発できるスタイルが理想的だと考えていました。そのような背景の中で出会ったのが、ラボ型開発でした。
ラボ型開発をどう活用しましたか?
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田中
日本のエンジニアが、ベトナムのラボチームの進捗管理を担当しました。ラボ開発は、まずエンジニア4名のチームでスタートし、開発作業が落ち着いた段階で、保守運用と機能追加を担当するエンジニア2名、BPOスタッフ2名の体制に変更しました。 現在、日本のエンジニアは 「FASHION PRESS」 の新規開発に集中し、ベトナムのエンジニアは、日本側で作成した仕様書をもとに、社内システムの追加機能開発やテスト、コーディング、WEBサイトの保守・運用を担当しています。日本からの開発指示が一時的に停滞する場合には、「FASHION PRESS」のサイト内にある不要なコードのチェックや修正作業をこまめに実施し、無駄なく業務を進めています。 さらに、国内のリソースを極力割かず、日本人エンジニアが行うとコストが合わなくなってしまう写真加工などの単純作業については、新たにBPO担当のベトナム人スタッフを複数名アサイン。 これにより、理想的なオフショア開発体制を構築することができました。
オルグローのラボ型開発の魅力はなんですか?
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田中
コスト面でのメリットが大きく、日本で外注する場合と比較して半分以下のコストで開発を実現できました。また、ラボで採用したエンジニアは柔軟かつスピーディーに対応できる点も大きな強みです。 弊社では、当初予定していた仕様とは異なる機能が必要になり、計画が変更になるケースが少なくありません。しかし、必要な内容を明確に伝えれば、柔軟な対応が可能です。 さらに、優先度の高い案件が発生した際には、迅速にスタッフをアサインできるため、開発の遅延を最小限に抑えることができます。 一方で、受託開発の場合、仕様変更のたびに再見積もりや追加料金が発生し、時間やコストが増加する上、契約で定められた範囲内での開発に制限されてしまいます。しかし、オルグローラボでは、自社のチームとして機能させることができるため、私たちの希望どおりの開発を進められるという点が最大の魅力です。