期待以上の成果を生む丁寧な仕事ぶり。開発体制の強化を実現した「ラボ型オフショア開発サービス」
株式会社ウエスタンカンパニーは、クライアントのニーズに応じたウェブサイト開発やシステム構築を手がける企業です。創業10周年を迎え、20名規模の組織で多様な業界のクライアントを支援してきた同社は、増加する開発案件に対応するため、オルグローラボの「ラボ型オフショア開発サービス」を導入しました。サービス導入から1年半が経過し、どのような成果が得られたのか、ソフトウェアエンジニアの田澤秀太氏、松崎祥大氏にお話を伺いました。
安定した開発体制を構築するパートナーを求めて
―サービス導入前はどのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
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田澤氏
開発案件が増加する中で、社内リソースだけでは十分な対応が難しくなってきていました。弊社は20名ほどの規模の会社なのですが、特に2年ほど前から開発メンバーの確保が課題となっていたのです。当時は日本人エンジニアの採用も進めていたのですが、希望するスキルレベルの方を見つけることが難しく、採用にかかるコストも大きな負担でした。 そこで以前、ベトナムのエンジニアと協業した際に、その技術力の高さを実感していたこともあり、海外のエンジニアと連携できないかと考えるようになったのです。当初は個別に海外のエンジニアと連絡を取りながら開発をしていましたが、より安定した体制づくりを目指してオフショア開発の可能性を探り始めました
―「ラボ型オフショア開発サービス」を選んだ決め手を教えてください。
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松崎氏
様々なサービスを検討する中で、オルグローラボさんの「ラボ型オフショア開発サービス」に出会いました。他のサービスと比較して料金体系が明確で、このクラスのエンジニアならこの金額という具体的な提示があり、コストの見通しが立てやすかったことが好印象でした。また、コスト自体も国内での採用に比べて抑えられる点が大きな決め手になりましたね。
丁寧な進捗報告と迅速な対応で開発効率が向上
―導入後、具体的にどのような成果が出ていますか?
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田澤氏
最も大きな変化は、開発の柔軟性が向上したことです。以前から様々な規模の案件が同時に進行していましたが、「ラボ型オフショア開発サービス」導入後は案件の振り分けが容易になり、開発効率が大きく向上しています。実際に最近では、私が大規模な開発案件を担当しながら、並行して進む別案件をベトナムのエンジニアに依頼するといった形で、複数案件を効率的に進められるようになりました。また、開発メンバーが増えたことで、同じ案件でも分担して作業ができるようになったので、納期の短縮も実現できています。
―仕事の進め方で、特に評価している点はありますか?
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松崎氏
まず驚いたのは、その仕事に対する真摯な姿勢です。依頼した作業の所要時間を細かく見積もって伝えてくれるだけでなく、進捗状況も詳細に報告してくれます。また、成果物を提出する際には、実装した機能の動作確認動画まで添付してくれるのです。これは私たちも予想していなかった対応で、確認作業がスムーズになり、非常に助かっています。 チャットでのコミュニケーションも円滑で、投げかけた質問にはすぐにリアクションがあり、レスポンスも早いです。時には仕様の認識に違いがあって、修正をお願いすることもありますが、そんな時でも前向きな姿勢で対応してくれます。最近は2名体制になりましたが、先輩エンジニアが新メンバーをフォローする場面も見られ、チームワークの良さも感じています。また、休暇の際も事前に連絡があり、きちんとした引き継ぎもしてくれるので、プロジェクト管理の面でも非常に助かっていますね。
戦略的なリソース活用でさらなる成長を目指す
一今後の展望をお聞かせください。
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松崎氏
現在は2名のエンジニアと協業していますが、将来的には開発業務の多くを任せていきたいと考えています。日本人エンジニアはディレクション業務に注力し、成果物の確認や修正依頼を主な業務とする体制を作ることによって、より多くの案件に対応できるようになるでしょう。ただ、現状では指示を出せる日本人エンジニアが不足しているため、まずはその育成が課題です。 私たち自身も大きな案件を抱えながら、仕様をまとめて依頼するという作業に時間を取られることもあるので、指示を出せる人材を増やすことで、より効率的な体制を築いていきたいと思います。そうすることで、エンジニアの方々の能力をより活かせるようになり、案件処理能力も更に向上すると期待しています。
一最後に、導入を検討されている方へアドバイスをお願いいたします。
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田澤氏
「ラボ型オフショア開発サービス」を活用する上で最も重要なのは、仕様を明確に伝える能力だと感じています。私たちも最初はエンジニアとのコミュニケーションに不安がありましたが、チャットの自動翻訳機能のおかげで、そこはまったく問題ありませんでした。コミュニケーションスキルは徐々に向上していきますし、ベトナムのエンジニアも非常に協力的です。開発リソースの確保に課題を感じている企業には、ぜひ検討していただきたいサービスです。