オフショア開発

2024.02.22

ベトナムオフショア開発とは?メリットや基本情報を解説

ベトナムオフショア開発とは?メリットや基本情報を解説

オフショア開発先としてベトナムを選ぶ企業が増えています。ベトナムはオフショア開発に最適な特徴があり、魅力的な国であると言えます。しかしベトナムオフショア開発を成功させるには、メリット・デメリットなどを把握してリスクへの対応策も必要です。本記事では成功させるポイントやおすすめのオフショア企業もあわせてご紹介します。

目次

    1. オフショア開発とは

    オフショア開発とは、ソフトウェアやアプリケーションなどのシステム開発を、海外の企業や子会社に委託・発注することです。日本よりも人件費が安い海外で労働力を確保し、コスト削減が主な目的とメリットです。

    近年、IT化がますます進んでいます。その一方で、日本では少子高齢化が進み、労働力が減少し続けています。
    さらに、企業各社ではエンジニアの確保が困難で、確保できても人件費の高騰や、人材育成をしても優秀な人材が転職してしまうといった問題を抱えています。そのため、オフショア開発は優秀なエンジニアの確保という観点からも有効な手法です。

    多くの先進国ではオンラインでの業務推進が当たり前となっていますが、日本では対面での仕事を好む企業が根強く残る風潮がありました。しかし、新型コロナウイルスの影響でオンライン業務が強いられたことにより、オンライン業務への抵抗が薄れたことがオフショア開発を後押ししています。

    2. ベトナムオフショア開発の基本情報

    国民性真面目、勤勉、手先が器用、親日
    公用語ベトナム語
    経済状況

    ・国内総生産(2021年):3,626億USD
    ・GDP成長率:7.2%(2019年)、2.9%(2020年)、2.6%(2021年)

    エンジニアの技術力・Javascript・Java・PHP・Python・C#などニーズの高いプログラミング言語が得意
    ・スマホアプリ・Webシステム・ゲーム開発、それぞれの分野を強みとした企業がある
    エンジニアの平均人月単価25万~40万円
    エンジニアの平均月収・新卒~3年目:300~500USD(およそ4~7万円)
    ・5年目以降:1,400~2,400USD(およそ19~32万円)

    ベトナムはオフショア開発において日本企業から最も選ばれています。それぞれの特徴について解説していきます。

    2-1. ベトナムエンジニアの技術力

    ベトナムのエンジニアは、幅広いプログラミング言語に対応した高い技術力を持っています。

    特に得意なプログラミング言語は、Java script、Java、PHP、Python、C#です。これらの言語は世界的にも需要の高い言語であり、多くの企業が求めるスキルです。

    ベトナムのエンジニアは、スマートフォンアプリやWebシステム開発、ゲーム開発などさまざまなプロジェクトに携わっています。特にスマートフォンアプリ開発は人気が高く、ベトナムのエンジニアはその需要に応えるための高い技術力を持っています。

    また、デザイン系にも対応しており、グラフィックやUI/UXなどの領域での開発も行っています。ベトナムでは大学とオフショア企業が連携し、AIやIoTなどの先端技術を共同開発する取り組みも行われています。これにより、ベトナムのエンジニアは最新の技術にも精通しており、幅広い分野での開発に対応できます。

    ベトナムのオフショア開発企業は多岐にわたり、さまざまな分野でのプロジェクトを手掛けています。ベトナムのエンジニアは高い技術力と柔軟性を持ち合わせており、クライアントのニーズに合わせた開発を実現するための力を発揮しています。

    2-2. ベトナムエンジニアの人月単価

    プログラマーの人月単価は31.73万円(昨年度比96.7%)で、昨年に比べてやや減少しています。同様に、シニアエンジニアの人月単価も39.88万円(昨年度比92.8%)とやや低下しています。さらに、PM(プロジェクトマネージャー)の人月単価は57.94万円(昨年度比92.5%)と減少傾向にあります。

    【参照】
    https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/vietnam/price.php

    一方で、ブリッジエンジニアの職種のみ若干の単価上昇が見られました。ブリッジエンジニアの人月単価は51.34万円(昨年度比110.4%)で、昨年に比べて上昇傾向となっています。ただし、全体的に見ると、エンジニアの供給が豊富であるため、職種にかかわらず単価上昇が抑えられていると考えられます。

    ベトナムのオフショア開発市場では、競争が激化しており、コストパフォーマンスを重視する傾向が見られます。このため、人月単価は比較的安定しており、昨年度に比べ総じて減少傾向にあります。ただし、ブリッジエンジニアなど一部の職種では需要が高まり、単価が上昇している傾向もあります。

    ベトナムのオフショア開発を検討する際には、人月単価の変動だけでなく、品質や信頼性、コミュニケーション能力なども考慮することが重要です。企業のニーズやプロジェクトの要件に応じて最適なパートナーを選び、効果的なオフショア開発を実現しましょう。

    2-3. ベトナムエンジニアの平均月収

    2023年1月時点でのベトナムのITエンジニア(ソフトウェアエンジニア)の給料相場は、約986ドル/月(約128,180円/月)となり年収にすると約153万8000円です。

    2021年度のベトナム国内のITエンジニアの平均月給は、774米ドル(約10万5,640円)で、年収にすると約126万7000円のため2年間で30万円程度平均年収が上がっています。

    【参照】
    https://sekai-hub.com/posts/vietnam-engineer-price

    一方で日本のITエンジニアの仕事の平均年収が約494万円であるため、ベトナムのエンジニアと日本のエンジニアでは平均給与は日本に比べると約3倍程度差があります。

    【参照】
    https://求人ボックス.com/ITエンジニアの年収・時給

    この給与差は、経済格差や生活水準の違いによるものです。日本は経済的に発展した国であり、生活費や物価が比較的高い傾向があります。一方、ベトナムは経済発展途上国であり、給与水準が日本に比べて低くなる傾向があります。

    ただし、ベトナムのエンジニアの給与はコストパフォーマンスの観点で競争力があります。ベトナムのエンジニアは高い技術能力を持ち、多くの企業がベトナムをオフショア開発の拠点として選んでいます。ベトナムの給与水準は、企業のニーズやプロジェクトの要件に応じて柔軟に調整されることもあります。

    2-4. オフショア開発 国別の依頼先ランキングでも1位

    ■ 1位:ベトナム(48%)

    ■ 2位:フィリピン(19%)

    ■ 3位:インド(12%)

    ■ 4位:中国(7%)

    ■ 5位:バングラデシュ(5%)

    ■ 6位:カンボジア(2%)

    ■ 7位:インドネシア(2%) 7位:ミャンマー(2%) 7位:韓国(2%)

    出典:「オフショア開発白書(2022年版)

    ベトナムがオフショア開発の国別ランキングで圧倒的な人気を誇っていることが、シェア率からも明らかです。

    ベトナムは48%という高いシェア率で1位にランクされており、他の国々と比較して大きな差をつけています。フィリピンが19%で2位、インドが12%で3位と続きますが、その差は顕著です。

    このシェア率の高さは、ベトナムが優れた技術力、コストパフォーマンス、ビジネス環境を兼ね備えていることを反映しています。

    多くの企業が、オフショア開発と言えばベトナムというイメージあることが分かります。

    2-5. ベトナムの国民性

    ベトナムの国民性は真面目で勤勉な性格であり、手先が器用で繊細な仕事にも粘り強い耐性があります。システム開発に必要なトライアンドエラーの精神も持ち合わせています。また、ベトナムの人々は自分の意見をはっきりと伝える性格で「できる」・「できない」を明確に示します。

    ベトナムのIT業界では、スキルによって給与水準が明確に異なります。技術の向上が収入に直結するため、多くの人々が熱心にスキルアップに取り組んでいます。

    ベトナムの人々は日本人と類似した資質を持ち、向上心が強く親日国でもあります。

    2-6. ベトナムの公用語

    ベトナムの公用語はベトナム語で、国民の90%ほどを占める民族「キン族」の言語です。近年ではその他の少数民族でもベトナム語が共通語になっているようです。そしてベトナムで人気の語学は英語と日本語です。

    英語は第二言語にもなっていますが、英語力は地域や年齢によって差が大きいと言えます。しかしホーチミンやハノイなど都市に住む中流以上の家庭では、幼少期から英語の塾に通わせるなど英語教育に力を入れています。

    20代の若者世代の傾向としては、英語よりも日本語が得意という方が多い傾向にあります。

    アニメやマンガの影響、日本製の家電や食品に強い信頼があるなどの理由から、日本文化への関心が高く、将来日本企業で働くことを希望する人が増えるとともに、日本語を習得しようとする人たちが増えています。

    2-7. ベトナムの経済状況

    ベトナムの国内総生産は3,626億USD(2021年)、コロナ以前の2019年はGDP成長率7.2%、過去5年間は7%前後をキープしており、安定して成長していると言えます。

    コロナ禍によって2020年は2.9%、2021年は2.6%に落ち込みましたが、それでもプラスをキープしています。2022年上半期は回復傾向、世界的にみてトータル的に高水準の経済成長を遂げています。

    3. ベトナムオフショア開発のメリット

    オフショア開発先としてベトナムを選ぶメリットは以下の5つです。

    • 優秀な人材が豊富
    • 日本語が話せるエンジニアが多い
    • コストパフォーマンスに優れている
    • 日本との時差が少ない
    • 他国に比べて安定したインフラ環境がある

    それぞれについて詳しく説明します。

    3-1. 優秀な人材が豊富

    オフショア開発でベトナムが選ばれる理由として、国としてIT人材の輩出を掲げており、優秀なエンジニアが豊富にいることが挙げられます。政府は大学や教育機関との協力関係を構築し、毎年数万人のエンジニアを育成しています。

    大学など教育機関においてはプログラミングの授業があり、IT企業へのインターンも必須要項であるなど、IT教育が盛んに行われているため、日本の新卒採用よりもベトナムの新卒採用のほうが、実践的な開発に取り組めます。

    さらに、ベトナムの若者は高い教育意欲とコミュニケーション能力を持っており、IT分野に対する関心が高い傾向があります。英語教育も進んでおり、国際的なプロジェクトへの参加にも対応できる能力を備えています。

    また、ベトナムは経済成長が続いており、安定したビジネス環境が整っています。企業の進出や外国からの投資も増えており、これによりベトナム国内のIT市場も成長を遂げています。その結果、ITエンジニアの需要が高まり、多くの人材がこの分野に集まるようになりました。

    3-2. 日本語が話せるエンジニアが多い

    オフショア開発でベトナムが選ばれる理由は、日本語が堪能な人材が豊富にいることです。オフショア開発では、言葉の壁が大きな課題となります。発注企業のシステム開発の要望を伝えて、受注側である現地スタッフが内容を理解して進行していく作業は容易ではありません。

    そこで日本企業と現地スタッフの橋渡し役となる、ブリッジエンジニアと呼ばれるポストが重要になります。

    ブリッジエンジニアはシステム開発の知識を持ち合わせ、日本企業の文化などを理解している、日本留学の経験がある、日本文化に関心があるなどの人材が適しています。ベトナムには、日本語を話せるエンジニアが多いため、言葉の壁のリスクを低減させられます。

    3-3. コストパフォーマンスに優れている

    オフショア開発でベトナムが選ばれる理由に、人件費の安さがあげられます。ベトナムの給与水準はスキルによって幅がありますが、同等のポジションでも日本と比較すると2分の1以下に抑えられます。優秀な人材を確保するのに困難、かつコストがかさんでしまう日本にとっては十分なメリットとなるでしょう。

    またベトナムは、人件費以外のコストパフォーマンスも優れています。食事代や交通費、宿泊代など日本人の駐在や出張などにかかる費用が安く抑えられ、ベトナムにオフィスをレンタルする場合にも、賃料などを抑えられます。

    3-4. 日本との時差が少ない

    オフショア開発でベトナムが選ばれる理由に、日本とベトナムの時差が少ないことがあげられます。日本とベトナムの時差は2時間で、日本が10:00に始業開始の場合、ベトナムでは8:00です。

    昼夜が逆転するような遠方な国でオフショア開発する場合には、打ち合わせの調整が困難となります。オフショア開発では綿密なコミュニケーションが必要であるため、日常的にストレスなく打ち合わせできる環境が必要となります。

    またトラブルが発生した場合など、すぐに共有できる環境でなければ判断も遅れ、大きな問題につながる懸念もあります。報告しようにも日本が真夜中だった場合には翌朝などの対応となり、その間の工程がストップすることも考えられます。

    時間というコストを無駄にしないよう、なるべくタイムリーに対応できる必要があります。ベトナムは2時間しか時差がないため、影響が少ないと言えるでしょう。

    また物理的にもベトナムは近い国であると言えます。ベトナムの首都、ハノイや最大都市であるホーチミンと東京を結ぶ直行便も豊富にあり、東京からの往路は6〜7時間、復路は5〜6時間とアクセスの良さもメリットです。

    3-5. 他国に比べ安定したインフラ環境がある

    オフショア開発でベトナムが選ばれる理由は、インターネット通信のインフラが安定かつ安価であることです。

    モバイルや固定回線の速度も問題なく、東南アジアのなかで速度を比較すると上位の位置付けです。さらに回線使用料金も、東南アジア内でもっとも安い料金で使用可能です。つまり安定した回線を低額で利用できるコスパの良さにも魅力があります。

    4. ベトナムオフショアのデメリットやリスク

    オフショア開発先としてベトナムはおすすめの国ですが、オフショア開発につきもののデメリットやリスクもあります。

    • コミュニケーションの難しさ
    • 認識の齟齬がうまれる可能性
    • 習慣のズレによる納期遅れ
    • 管理部分でコストがかさむ可能性

    それぞれについて説明します。

    4-1. コミュニケーションの難しさ

    ベトナムオフショアにおけるデメリットには、コミュニケーションの難しさがあります。日本語とベトナム語の言葉の壁があるため、言語能力の高い人材が必要となります。また英語教育も行われていますが、そのスキルは人によって異なるため、コミュニケーションが難しいと感じてしまうかもしれません。

    4-2. 認識の齟齬がうまれる可能性

    ベトナムオフショアにおけるデメリットには、認識の齟齬が生まれる可能性があります。日本ではあいまいな表現であっても、受け手側がその意図をくみ取りうまい具合に調整してくれることが多いですが、ベトナム人ははっきり言ってくれないと分かりにくいと感じます。

    「〇〇だろう」と思っていても相手には伝わらず、文化の違いから想定していたものとは異なる仕上がりにつながることや、不具合が発生してしまうなどの可能性が生まれてしまいます。仕様書を細かくするなど、こまめなチェックとフィードバックを行う必要があります。

    4-3. 習慣のズレによる納期遅れ

    ベトナムオフショアにおけるデメリットには、習慣のズレによる納期遅れのリスクもあります。日本人よりもスケジュールに対して意識が低いことが多く、緊急性が高い案件や難易度が高い案件でも納期を低く算出するなどのケースがあります。

    本当に大丈夫かどうかを気にかけて、常にスケジュール管理への高い意識を持つ必要があります。

    4-4. 管理部分でコストがかさむ可能性

    ベトナムオフショアにおけるデメリットには、管理面でのコストがかさむことも考えられます。コミュニケーションを綿密に取りながら、こまめな品質チェックを行い、納期にゆとりをもってスケジュールを立てる必要があります。そのため管理面でのコストは日本国内で開発するよりかさむ可能性が高くなるでしょう。

    5. ベトナムオフショア開発を成功させるポイント

    ベトナムオフショア開発を成功に導くためには、リスク面を考慮した対応策が必要です。ベトナムオフショア開発を成功させるポイントを3つご紹介します。

    • 実績のある企業を選ぶ
    • 言葉や商習慣の違いを理解する
    • チームビルディングを確立する

    それぞれについて説明します。

    5-1. 実績のある企業を選ぶ

    ベトナムオフショア開発を成功させるポイントは、自社の開発プログラムに適した実績のある企業を選定することです。選定の際には、過去の開発実績を見せてもらい、どこの工程をどれくらいの期間で完納したか確認します。

    ソースコードなどを見せてもらえれば、どれくらいのスキルをもった人材がいるのか見えてきます。

    また想定している開発と同じくらい規模感や分野であれば、過去の実績がノウハウとなります。

    5-2. 言葉や商習慣の違いを理解する

    ベトナムオフショア開発を成功させるポイントは、言葉や商習慣の違いを理解することです。言葉や商習慣の違いがストレスやトラブルのもとになり、失敗に終わるケースが少なくありません。日本のビジネススタイルを当たり前にせず、ベトナムの国民性や文化を尊重することが大切です。

    日本では相手を思うばかりにあいまいな表現を使用してしまいがちですが、はっきりと明確な指示であるほうがベトナム人にとっては伝わりやすいです。そしてコミュニケーションの機会を増やして、日本人が思う必要以上に認識を確認することが必要です。

    認識の齟齬が生まれないよう、指示した内容や決まった内容については、仕様書への追加や議事録作成などテキストに残るようにします。あとから振り返った際にも、共通の認識で開発を進められます。

    5-3. チームビルディングを確立する

    ベトナムオフショア開発を成功させるポイントは、チームビルディングを確立することです。オフショア開発のメリットとして、エンジニアを確保してプロジェクト終了後もメンバーが解散せず、自社の知見を蓄積していけることにあります。

    一部の作業を任せるだけなど下請け扱いにはせず、自社の開発チームの一員として加わってもらいます。仕事のパートナーとして接しマネージメントを行っていけば、エンジニアのスキルアップにつながります。チームビルディングを確立できれば、徐々に開発スピードも上がっていくでしょう。

    また人員が頻繁に変わることがないような体制であることや、人員入れ替えのときには引き継ぎをしっかりしてくれるような企業が望ましいです。

    6. ベトナムオフショア開発会社のおすすめ7選

    ベトナムオフショア開発会社のおすすめは以下の7社です。

    1. オルグローラボ株式会社
    2. バイタリフィアジア
    3. システムエグゼベトナム
    4. アキラ株式会社
    5. エイチビーラボ
    6. 株式会社レリパ
    7. ブンブベトナム

    それぞれの会社について詳しくご紹介します。

    6-1. オルグローラボ株式会社

    オルグローラボは2014年からベトナムに進出している企業です。エンジニアのスキルだけでなく、プロジェクト成功のための手厚いサポートにも定評のある企業です。

    オススメのポイント

    • 高品質とコストパフォーマンスの両立
    • 幅広い技術スタックと先進技術の活用
    • 透明性のある料金体系と柔軟な人材提供

    高品質とコストパフォーマンスの両立

    オルグローラボは、国内での外注と比較して3割以上のコスト削減を実現しています。自社案件の開発に携わる豊富なエンジニアを抱え、柔軟な配置転換が可能で、最短即日での対応も可能です。

    幅広い技術スタックと先進技術の活用

    HTML/CSS/JavaScriptによるフロントエンド開発から、React、Vue、Angularなどの最新フレームワーク、さらにPHPやPythonを用いたバックエンド開発まで、多様な技術に対応しています。また、AI技術の積極的な活用により、自然言語処理や画像認識、予測分析などの分野でも高品質なシステムを提供しています。

    透明性のある料金体系と柔軟な人材提供

    エンジニアの給与を公開し、料金内訳を明確にすることで、透明性の高い取引を実現しています。また、厳選された経験豊富なエンジニアを1名から最大100名までアサイン可能で、難易度の高い開発案件や大量のコーディング、レガシーな開発言語からモダンフレームワークまで幅広く対応しています。

    会社名ALLGROW LABO Co.,Ltd.
    URLhttps://allgrow-labo.jp/
    TEL03-5784-4330(日本)
    +84-28-3521-8008(ベトナム)
    本社所在地〒150-0045 東京都渋谷区神泉町10-10 VORT渋谷神泉ビル 6階
    住所4F, An Phu Plaza Building, 117-119 Ly Chinh Thang Street, Ward Vo Thi Sau,
    District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
    設立年2014年
    事業内容【ラボ型オフショア開発事業】
    ソフトウェア開発、Web開発、モバイルアプリ開発、
    WEB制作、ECサイト構築、業務系システム開発、
    各種運用保守、QA(品質保証)など
    ※参考;PHPプログラマー:約230,000円/月~
    HTMLコーダー:約175,000円/月~
    Reactエンジニア:約290,000円/月~

    【コーディングスクール事業】
    【エンジニア採用支援事業】

    6-2. バイタリフィアジア

    バイタリフィアジアは2008年からの豊富な開発実績を有する、ベトナムオフショア開発の老舗企業です。ベトナムのホーチミンに拠点があり、ハノイにもグループ会社があります。

    オススメのポイント

    • 最古参の日系ベトナムオフショア開発企業
    • 幅広い専門チームによる多様な開発対応
    • 経験豊富な日本人スタッフによる上流工程からのサポート

    最古参の日系ベトナムオフショア開発企業

    バイタリフィアジアは、2008年からの豊富なオフショア開発ナレッジを活かし、ベトナムのホーチミンとハノイに拠点を構える日系オフショア企業のパイオニアです。顧客ビジネスの成功と成長を重視したサービス提供を行い、90%以上のリピート率を誇っています。

    幅広い専門チームによる多様な開発対応

    バイタリフィアジアは、モバイルアプリやWebアプリ、Unityゲーム、XR(AR/VR)、生成AIなど、多岐にわたる分野で専門チームを編成しています。これにより、各プロジェクトの特性に最適なチームをアサインし、高品質な開発を実現しています。

    経験豊富な日本人スタッフによる上流工程からのサポート

    日本とベトナムの両拠点に、上流工程から対応可能な日本人プロジェクトマネージャー(PM)が多数在籍しています。これにより、顧客の要望に応じた柔軟な開発体制を構築し、日本と同等レベルの品質を提供しています。

    会社名Vitalify Asia Co., Ltd.
    URLhttps://www.vitalify.asia/
    TEL03-5428-6346(日本)
    +84-28-3932-6293(ベトナム)
    本社所在地〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-9-6アストゥルビル8F
    住所224A-224B Dien Bien Phu Street, Vo Thi Sau Ward,
    District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
    設立年2008年
    事業内容開発パートナー
    オフショア開発
    DX支援/SaaS開発
    SNS運用

    6-3. システムエグゼベトナム

    システムエグゼベトナムは、株式会社システムエグゼの100%出資により2010年10月に設立された、ベトナム・ホーチミン市を拠点とするIT企業です。

    オススメのポイント

    • 高品質なオフショア開発サービス
    • 多拠点展開による柔軟な対応力
    • 日本式のプロジェクト管理手法「BotDev」

    高品質なオフショア開発サービス

    システムエグゼベトナムは、日本本社との密接な連携により、高い技術力ときめ細かなサポート体制を実現しています。その結果、ベトナム国内の優秀なITサービスや製品に贈られるSao Khue賞を2度受賞するなど、現地でも高く評価されています。

    多拠点展開による柔軟な対応力

    ホーチミン市をはじめ、ハノイ市、カントー市、そして2024年3月にはダナン市にも新オフィスを開設し、ベトナム国内で4つの拠点を展開しています。これにより、各地域の企業への迅速な対応や人材採用の強化を図り、市場の変化や顧客の要望に機敏に対応できる体制を構築しています。

    日本式のプロジェクト管理手法「BotDev」

    システムエグゼ独自の開発手法である「Borderless OneTeam Development (BotDev)」を採用し、日本とベトナムのエンジニアが一体となってプロジェクトを推進します。これにより、コミュニケーションの問題やセキュリティリスクを軽減し、安定した高品質のサービス提供を可能にしています。

    会社名SYSTEMEXE VIET NAM CO.,LTD
    URLhttps://system-exe.com.vn/ja/
    TEL+84-28-3810-3385 (HCMC)
    +84-24-3568-5068 (Ha Noi)
    日本オフィス所在地〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-4-4
    OVOL日本橋ビル7階
    住所2nd Floor, Etown-1 Building, 364 Cong Hoa Street, Ward 13,
    Tan Binh District, Ho Chi Minh City
    設立年2010年
    事業内容Smart Factory 導入支援
    DXコンサルティングサービス
    ソフトウェア開発

    6-4. アキラ株式会社

    アキラ株式会社は、ベトナムオフショア開発に20年以上携わる代表者によって設立されました。日本とベトナムの”かけはし”となり、ベトナムの優秀な IT 人材を日本の企業で効果的に活用できるサービスを提供しています。

    オススメのポイント

    • 高いセキュリティを兼ね備えた顧客満足品質の追求
    • 強力なパートナーネットワーク
    • コストパフォーマンスの高い事業創造のサポート

    高いセキュリティを兼ね備えた顧客満足品質の追求

    大手ソフトウェア企業、外資系コンサルファームのバックグランドを持つコアメンバーの20年以上にわたる開発経験を元に、品質マニュアルを作成。「品質が高い」 = 「顧客の成功」と定義し、特にプロダクト開発、高いセキュリティにおける品質に強みを持ちます。(情報安全確保支援士の資格あり)

    強力なパートナーネットワーク

    自社エンジニアに加えてベトナム国内の強力なパートナーシップを活用し、5000 人規模のリソースから最適な人材を選定します。経験豊富なコンサルタントがお客様の求めるスキルを持ったメンバーでの最適なチームを提案し、即日での対応が可能です。

    コストパフォーマンスの高い事業創造のサポート

    オフショア開発歴 20 年以上の代表を始め、新規事業立ち上げ経験の豊富な日本人メンバーが事業の戦略設計から伴走も可能です。またベトナム文化にも精通した日本人ブリッジ PMとベトナム人エンジニアのチームにて、円滑なプロジェクト管理と顧客対応を行い、コストパフォーマンスの高い事業創造をサポート致します。

    会社名AKIRA INC.
    URLhttps://akira-inc.jp/
    TEL03-6841-4062
    本社所在地東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル SPACES1F
    住所Epic Tower Building 10th Floor,19 P. Duy Tân, Dịch Vọng Hậu, Cầu Giấy, Hà Nội
    設立年2023年
    実績詳細・ソフトウェアパッケージ製品/クラウドサービス製品のオフショア開発ラボ
    ・オフショア開発案件での日本人ブリッジ PM/PMO
    ・オフショア活用コンサルティング
    ・オフショア品質改善(管理品質、ソフトウェア品質)
    ・AI/Web3/Security 分野での先端技術研究支援

    6-5. エイチビーラボ

    エイチビーラボ(HBLAB)は、2015年に設立されたベトナムのIT企業で、東京にもオフィスを構えています。

    オススメのポイント

    • 豊富な開発実績と高い技術力
    • 国内での評価と受賞歴
    • 日本市場への深い理解と対応力

    豊富な開発実績と高い技術力

    HBLABは、2015年の創業以来、500件以上の開発実績を持ち、特にニューテクノロジー開発において大きな強みを持っています。AI開発だけでなく、AR/VRやブロックチェーン技術の最先端研究にも積極的に取り組んでいます。

    国内での評価と受賞歴

    HBLABは、ベトナムIT企業トップ5社に選ばれ、2023年には「ICT企業トップ10」の2つのカテゴリで受賞しています。これらの受賞は、同社の技術力とサービス品質が高く評価されている証です。

    日本市場への深い理解と対応力

    東京オフィスを設置し、日本企業向けに高品質なオフショア開発サービスを提供しています。日本語に精通したブリッジSEが在籍し、文化やビジネスマナーへの理解も深く、円滑なコミュニケーションとプロジェクト進行を実現しています。

    会社名HBLAB JOINT STOCK COMPANY
    URLhttps://hblab.co.jp/
    TEL+81-3-6281-9068(日本)
    +84-24-6658-6605‬(ベトナム)
    日本オフィス所在地〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目12番9号
    HF浜松町ビルディング2階
    住所2F C-tower, Central Point Building,
    No. 219 Trung Kinh, Cau Giay, Hanoi
    設立年2015年
    事業内容小売業向けソリューション
    ERP ソリューション
    金融業向けソリューション
    デジタルマーケティング
    先進テクノロジー
    オフショア開発
    ロー コード 開発

    6-6. 株式会社レリパ

    株式会社レリパは、ブロックチェーンやNFTに強いオフショア開発企業です。ラボ型オフショア開発やWebシステム開発、業務系システム開発にも対応しています。

    オススメのポイント

    • 継続率90%のラボ型開発
    • 分かりやすい料金体系
    • ブロックチェーン開発も可能

    継続率90%のラボ型開発

    ラボ開発は、継続率90%と高い水準を誇っています。継続する企業が多い分、品質やコミュニケーションに問題ないことが伺えるでしょう。長く付き合うオフショア開発企業を探している方は、一度問い合わせてみてください。

    分かりやすい料金体系

    分かりやすい料金体系も魅力です。一番人気のスタンダードプランは月額195万円で、エンジニア4名、テスター1.5名、PM・翻訳者1名を確保できます。要件によってはプラン詳細の変更も可能なため、まずは問い合わせてみてください。なお、開発者は140〜180時間/月で稼働し、始業時刻は10時、終業時刻19時です。(日本時間)​休日はベトナムのカレンダーに合わせて取得されます。

    ブロックチェーン開発も可能

    ブロックチェーン開発にも対応しているため、資産をNFT化したい場合や、スマートコントラクト開発、ICO、IEO、IDO開発、ゲームをNFT化したい場合にもオススメです。ブロックチェーン開発が可能なエンジニアを日本国内で確保するには費用もかかります。コスト削減の一環として、ベトナムへのオフショアを検討してもいいでしょう。

    会社名RELIPA CO., LTD
    URLhttps://relipasoft.com/
    TEL03-6804-9294
    日本オフィス所在地〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-14-14スタンフォードアネックスビル3F
    住所22F, B Tower, Song Da Building, Pham Hung Street, My Dinh 1,
    Nam Tu Liem, Ha Noi, Viet Nam
    設立年2018年
    事業内容ラボ型開発
    Web・アプリ・システム開発
    ブロックチェーンサービス
    DXコンサルティングサービス
    AIサービス

    6-7. ブンブベトナム

    ブンブベトナムは、金融業界や医療業界など日本独自の仕様に適したシステム開発に特化した事業展開を行う企業です。

    オススメのポイント

    • 日本での豊富な経験を持つベトナム人創業者
    • 幅広い開発分野への対応力
    • 日本語での円滑なコミュニケーション

    日本での豊富な経験を持つベトナム人創業者

    ブンブベトナムの創業者は日本の大学を卒業し、日本企業で長年の経験を積んでいます。そのため、日本の最新技術やシステム開発のノウハウに基づく高品質なサービス提供が可能です。

    幅広い開発分野への対応力

    業務系システムやウェブシステム、モバイルアプリ、人工知能システムなど、多様な分野の開発経験を持っています。特にReactNativeを中心としたモバイルアプリ開発に強みを持ち、KotlinやSwiftにも対応しています。

    日本語での円滑なコミュニケーション

    日本語に精通したスタッフが在籍しており、言語の壁を感じることなく、スムーズなコミュニケーションが可能です。これにより、プロジェクトの進行や要件の共有が円滑に行えます。

    会社名BUNBU COMPANY LIMITED
    URLhttps://www.bunbusoft.com/
    TEL+84-24-7300-3632
    日本オフィス所在地〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
    住所Room 503, 5F D’Office Tower, Thanh Thai Road,
    Dich Vong Ward, Cau Giay Dist., Ha Noi, Viet Nam
    設立年2017年
    事業内容準委任型開発
    請負型開発
    モバイルアプリ開発
    人工知能システム開発

    7. まとめ

    ベトナムオフショア開発のメリットと基本情報、おすすめのオフショア開発会社について紹介しました。ベトナムはオフショア開発を依頼するメリットの多い国ですが、オフショア開発を成功させるためには、自社にマッチする実績のある会社を選び、言葉や商習慣の違いをしっかりと考慮する必要があります。

    優秀なエンジニアに能力を最大限に発揮してもらうためには、企業側も努力を惜しまず、有益な成果を得るために、密なコミュニケーションと適切なマネジメントを行いましょう。

    ベトナムのオフショア開発会社比較20選!大手会社を一覧で紹介

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