1. オフショア開発とは
そもそもオフショア開発とは、システム開発やWeb制作業務などを、日本よりも人件費(エンジニアの人月単価)の安い海外へ委託することです。離れるを意味する「Off」と岸を意味する「Shore」を合わせた「Offshore」が語源となっています。
また、オフショア開発にはコストを抑えるだけではなく、優秀なエンジニア人材を確保する効果もあります。日本は少子高齢化によって労働人口が減少し、エンジニア人材を確保することが難しい場合が多いです。
一方、ベトナムなどの東南アジア諸国は人口が増加しているため、若い労働力を豊富に確保できます。しかも、国家政策としてIT振興に力を入れている国の場合、若くて優秀なエンジニア人材が毎年のように市場に供給されることも特徴です。
この記事で紹介するベトナムも、若い人口が多く、ITエンジニア人材の教育に力を入れている国の1つです。日本からのオフショア開発の委託先において、半数近くがベトナムというデータもあります。
2. ベトナムのオフショア開発の基本情報
▼ さて、そんなオフショア委託先として人気のベトナムの基本情報は次のとおりです。
国民性 | まじめで勤勉。日本人に近い |
---|---|
公用語 | ベトナム語 |
経済状況 | ASEAN諸国でもトップクラスの成長 |
日本との時差 | 2時間 |
エンジニアの技術力 | Javascript,PHPなど一般的なプログラミング言語は問題なく対応 |
エンジニアの人月単価 | 30~40万円程度 |
エンジニアの平均年収 | 150万円程度(日本のエンジニアの3分の1程度) |
2-1. 国民性
ベトナムの国民性は日本人に近く、まじめで勤勉であると言われています。似たような価値感でプロジェクトに取り組めるため、PMの負担が少なくなりやすいことはメリットです。
また、ベトナムは親日国で、日本のマンガやアニメの人気も高いです。そのため、オフショア先のエンジニアとのコミュニケーションも取りやすいでしょう。
2-2. 公用語
ベトナムの公用語はベトナム語ですが、フランスの植民地であった影響からフランス語を話せる人材も一定数存在します。しかし近年では、グローバリズムの一環として英語教育も盛んに行われており、英語でのコミュニケーションも可能です。
2-3. 経済状況
ベトナム経済は、ASEAN諸国の中でもトップクラスの成長率を誇っています。1997年のアジア経済危機、2008年の金融危機の影響から一時期は成長が停滞していましたが、低賃金の労働力を背景にオフショア開発を始めとした外貨獲得産業を伸ばすことで、ベトナム経済は今後も発展していくでしょう。
ITビジネスに重要なインフラ整備も進んでおり、比較的安心してオフショア開発を任せられます。
2-4. 日本との時差
ベトナムと日本の時差は2時間です。日本の方が2時間早く、お互いの就労時間が重なることが多いと言われています。
ベトナム企業の就労時間は8:00〜17:00であることが一般的です。一方、日本のIT系企業は10:00〜19:00という企業が多いのではないでしょうか。この場合、2時間の時差を考慮すると、就労時間がぴったり一致します。
2-5. エンジニアの技術力
ベトナム人エンジニアの技術力は、近年めざましく向上しています。オフショア開発が流行し始めた10年以上前はHTMLしか対応できないエンジニアが多く、今でも当時のイメージを抱えている方もいるかもしれません。
しかし現在ではPython、Javascript、PHPなど一般的なプログラミング言語は問題なく対応してもらえます。また、ReactやLaravel、Nodejs、Angularなどニーズが高まってきている言語に対応できるエンジニアも多いです。
ベトナムはオフショア先として人気のため、現地のエンジニアも需要に合わせて継続的にスキルアップしています。
2-6. エンジニアの人月単価
ベトナムのエンジニアの人月単価は30〜40万円程度です。ただし、ブリッジSEやプロジェクトマネージャーなど、役職によってはもう少し高水準の場合もあります。
2-7. エンジニアの平均年収
ベトナムのエンジニアの平均年収は150万円程度で、日本人エンジニアの概ね30%程度が相場と言われています。
3. ベトナムのオフショア開発はなぜ人気なのか?
さて、ベトナムでのオフショア開発は、なぜ人気なのでしょうか。理由はさまざまありますが、最大の理由は低コストで優秀なエンジニア人材を確保しやすいことです。
ベトナム人エンジニアは日本人エンジニアと比べても遜色ない技術を持っています。オフショア委託の案件も多数あることから、多くのニーズに応えるために年々スキルレベルが向上していることも特徴です。
さらに、ベトナム人エンジニアには自学自習の習慣もあります。「我が国におけるIT人材の動向」(経済産業省が令和3年に発表)によると、ベトナム人IT人材の1週間当たりの平均勉強時間は3.5時間です。これは調査国の中ではインドの4時間に次いで2位でした。(日本は1.9時間で最下位です)
日本よりも開発コストを抑えられるにも関わらず、このような優秀なエンジニア人材を確保できることから、今後ますますベトナムでのオフショア開発は盛んになっていくと考えられます。
4. ベトナムでオフショア開発をするメリット
▼ ベトナムでのオフショア開発には非常に多くのメリットがあり、代表的なメリットだけでも、次の9つが挙げられます。
・日本語が話せる人材が豊富
・開発コストが抑えられる
・インフラ環境が安定している
・日本との時差が少なくコンタクトが取りやすい
・優秀且つ若いIT人材の確保が可能
・開発スキルは向上している
・まじめな国民性
・日本より祝日が少なく稼働時間が長く取れる
・法人所得税の減免の支援が受けられる
それぞれの具体的なメリットは次のとおりです。
4-1. 日本語が話せる人材が豊富
日本からのオフショア開発が多く、第一外国語として日本語教育を行う学校もあるため、ベトナムには日本語を話せる人材が他国と比べると豊富に存在します。マンガやアニメ文化が人気なことも、日本語に馴染みのあるエンジニアが多いことの要因です。
日本語を扱えるブリッジSEも探しやすいことから、スムーズなオフショア開発が期待できます。(ただし、日本語レベルには期待しすぎないよう注意してください)
4-2. 開発コストが抑えられる
ベトナムでのオフショア開発は、日本国内での開発と比べるとコストを大幅に抑えられることもポイントです。先述したとおり、ベトナム人エンジニアの人月単価は、日本人エンジニアの30%程度が相場と言われています。(技術力はベトナムと日本でほぼ同等です)
開発コストの多くは人件費ですから、それだけコスト削減になることが分かります。
また、開発コストを下げるというと、これまでは中国での開発も盛んに行われていました。しかし、近年は中国人エンジニアの人月単価が高騰し、日本人エンジニアと同等もしくはそれ以上の水準になっています。
そのため、これまで中国でオフショア開発を行っていた企業も、委託先をベトナムに変えるだけでコスト削減が見込めるでしょう。
4-3. インフラ環境が安定している
ベトナムはある程度経済発展している国なので、インフラ環境が安定しています。そのため、オフショア委託先企業の開発環境としても安心です。とくにIT振興の一環として電気やインターネット環境の整備には力を入れられているため、インフラが原因で開発が遅れることはほとんどありません。
4-4. 日本との時差が少なくコンタクトが取りやすい
ベトナムと日本は時差が少ないため、コンタクトが取りやすいこともメリットです。ベトナムと日本の時差は2時間ですが、お互いの就業時間のずれを加味すると、ほぼ同じ時間に働くことになります。オンラインミーティングも設定しやすいため、スムーズなコミュニケーションを重視したい企業にもオススメです。
4-5. 優秀且つ若いIT人材の確保が可能
ベトナムは教育にも力を入れているため、優秀かつ若いIT人材の確保が可能なこともメリットと言えます。
そもそも少子高齢化が進んでいる日本とは異なり、ベトナムは若い労働人口が多い国です。そのような環境の中、ベトナム政府のIT振興政策としてプログラミング教育にも力が入れられていることから、若く優秀なIT人材が毎年市場に供給されます。
日本ではエンジニアに限らず若い人材の確保が難しいことと比べると、ベトナムは労働力が確保しやすいことも大きな特徴です。
4-6. 開発スキルは向上している
ベトナムのオフショア開発は技術力に不安を感じている方もいるかもしれませんが、開発スキルは向上しています。
すでに紹介したとおり、日本からのオフショア開発が多く委託されていることや、エンジニア人材の自発的な学習により、いまやベトナム人エンジニアのスキルは日本人エンジニアに引けを取りません。
Python、Javascript、PHPなどを用いたシステム開発はもちろん、WEB制作やスマホアプリの開発まで、さまざまな開発案件を安心して委託できます。
4-7. まじめな国民性
まじめな国民性であることも、ベトナムへのオフショア委託をオススメするポイントです。
オフショア委託先によっては、あまり勤勉でない文化の国もあります。そのような国へ委託すると、エンジニアの仕事が進まず、スケジュール遅延が当たり前の様に発生することも少なくありません。
一方ベトナムは勤勉でまじめな国民性なので、スケジュール管理さえしっかり行えていれば納期遅延の心配も少ないと言えます。
4-8. 日本より祝日が少なく稼働時間が長く取れる
ベトナムは日本よりも祝日が少ないため、エンジニアの稼働時間を長く確保できることもメリットです。ベトナムは勤勉な国民性ですが、残業や休日出勤には否定的な文化もあります。そのため、タイトな開発スケジュールだと遅延する場合も少なくありません。
しかし、そもそもベトナムの方が1ヶ月あたりの稼働日数が多いため、日本で開発するよりもベトナムで開発した方が多くの時間が確保できます。人月単価が安いことに加えて、1ヶ月あたりの稼働日数が多いため、コストパフォーマンスが良いとも言えるでしょう。
なお、ベトナムの祝日は年間11日、日本の祝日は年間16日です。一見それほど差が無いように見えますが、ベトナムの祝日11日のうち、5日間は旧正月の「テト」なので、開発に影響する休日は実質6日となります。
一方、日本の祝日は年間16日ですが、ここに年末年始やお盆休みが加わるため、開発に影響する休日は更に増えることが多いです。
4-9. 法人所得税の減免の支援が受けられる
ベトナムは国家政策としてエンジニアを増やそうとしているため、オフショア開発に伴って新設された外資企業がIT部門へ投資を行う場合、4年〜9年の法人税減免支援を受けられます。
また、ベトナム国内の経済特区で行われるプロジェクトに対してはインフラ提供も行われるため、オフショア開発をしやすい環境であることもメリットです。
5. ベトナムでオフショア開発をするデメリット
▼ ベトナムでのオフショア開発にはさまざまなメリットがありますが、次のようなデメリットも存在します。
・コミュニケーションロスが生じやすい
・日本に比べ社員の定着率が低い
・品質のズレやレベルの乖離が生じやすい
・納期遅延が生じる場合がある
ベトナムへオフショア委託する際は、デメリットについても把握しておきましょう。ここから、それぞれの詳細を解説します。
5-1. コミュニケーションロスが生じやすい
ベトナムには英語や日本語を話せる人材もいますが、ブリッジSEの実力によっては意思疎通に支障をきたす場合もあります。
また、やはり日本とは文化や風習が異なるため、微妙なニュアンスの違いからコミュニケーションロスが生じやすいことは、オフショア開発ならではのデメリットです。
5-2. 日本に比べ社員の定着率が低い
ベトナムには優秀なエンジニア人材が多くいますが、日本に比べると社員の定着率が低いと言われています。これはエンジニアへの待遇が悪いことによる離職や、さらなるキャリアアップを目指した転職が原因です。
オフショア委託先のエンジニアが頻繁に変わると、開発スケジュールに影響が出る場合もあります。委託先企業のエンジニア定着率は、可能であれば把握しておきましょう。
5-3. 品質のズレやレベルの乖離が生じやすい
ベトナムと日本では品質に対する基準が異なります。そのため、品質のズレやレベルの乖離が生じやすいこともデメリットです。これはオフショア開発では必ず問題となる事項なので、PMを中心に明確な要件定義を行い、予め品質基準を示しておくことで予防しましょう。
5-4. 納期遅延が生じる場合がある
ベトナムは勤勉なエンジニアが多いですが、残業や休日出勤をする文化はありません。そのため、開発スケジュールによっては納期遅延が生じる場合もあります。
納期遅延を避けるためには、前提として余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。また、段取りを細かく区切り、小さな納期を設けることで、最終的な納期に遅れが生じないようにしましょう。
6. ベトナムでオフショア開発を失敗させない為のポイント
▼ ベトナムでのオフショア開発を失敗させないためのポイントとして、次の5項目を意識しましょう。
・コミュニケーションを密に取る
・要件定義・仕様書を明確にする
・進捗報告をこまめに行う
・開発スタート前にメンバーと目的の共有を行う
・文化や商習慣の違いを理解する
それぞれの具体的な内容は次のとおりです。
6-1. コミュニケーションを密に取る
オフショア先のエンジニアとはコミュニケーションを密に取ることが重要です。とくに開発の目的や仕様については、認識のズレが生じないように気をつけましょう。
また、少しでも疑問がある場合は委託先と委託元双方がお互いに確認しあうことで、意図と異なる仕様での納品を防ぐことができます。
6-2. 要件定義・仕様書を明確にする
要件定義・仕様書は明確にすることも重要です。日本とベトナムでは文化や風習はもちろん、システムに対する常識や品質基準も異なります。そのため、なんとなくのニュアンスだけで開発を依頼すると、日本企業が求めているレベルに満たないシステムになってしまうでしょう。
「いわなくても伝わる」日本での開発とは異なり、「いわなければ伝わらない」がベトナムでのオフショア開発の前提です。
6-3. 進捗報告をこまめに行う
進捗報告・確認はこまめに行いましょう。ブリッジSEやPMを信頼することも重要ですが、あまりに放置しすぎるとスケジュールが遅れる原因となります。週次ミーティング、月次ミーティングのスケジュールを決め、毎回達成しているべき事項を決めておくと、予定通りに進捗しやすいです。
6-4. 開発スタート前にメンバーと目的の共有を行う
開発スタート前にメンバーと目的の共有を行うことも、プロジェクトを成功させるために重要なポイントです。
プロジェクトの目的が共有されていれば、オフショア委託先からもアイデアが出てくるかもしれません。また、エンジニアとの仲間意識も生まれ、開発に対する力も入るでしょう。
6-5. 文化や商習慣の違いを理解する
ベトナムの文化や商習慣の違いを理解することも必要です。
先述したように、ベトナムには残業や休日出勤してまで働く文化はありません。そのため、無理なスケジュールはエンジニアからの反感の原因となります。
日本には日本の都合があるように、ベトナムのオフショア開発企業にもベトナムならではの事情があることは斟酌しておきましょう。
7. ベトナムでオフショア開発をする場合の職種別人月単価
▼ ベトナムでオフショア開発をする場合の職種別人月単価は、次の表のとおりです。
職種 | ブリッジSE | エンジニア | PM | プログラマー |
---|---|---|---|---|
単価 | 50万円 | 40万円 | 60万円 | 30万円 |
以前と比べるとベトナム人エンジニアの人月単価は上昇しています。しかし、それでも日本の30%程度の水準です。また、オフショア委託先として人気だった中国と比べても、ベトナムの方が安いと言えます。
ここで紹介した水準は職種だけではなく都市によっても異なり、ホーチミンやハノイなどではもう少し高いケースが多いです。一方、ダナンやフエなどの新興都市ではもう少し割安になります。
8. ベトナムオフショア開発会社のおすすめ6選
▼ 最後に、ベトナムオフショア開発企業でおすすめの企業を6社紹介します。
・オルグロー株式会社
・SHIFT ASIA CO., LTD.
・プレイネクストラボ株式会社
・NewIT株式会社
・株式会社BAP
・株式会社バイタリフィ
それぞれの会社の特徴は次のとおりです。
8-1. オルグロー株式会社
オルグロー株式会社は、低コストながら安心してWEB制作やシステム開発を委託できる企業です。ラボ型オフショア開発という新しいモデルの開発を進めており、従来の受託型オフショア開発の課題を解決しています。
オルグロー株式会社には実戦的なジョブトレーニングを受けている人材が多数在籍しており、通常の受託型オフショア開発で必要なベトナム人エンジニアの採用など業務スタートまでのプロセスを省くことで、スピード感を持った開発が可能なことが特徴です。
また、オフショア先のエンジニアを直接プロジェクトにアサインするため、開発チームの責任者に直接依頼したりスケジュール確認したりできます。そのため、急な仕様変更や機能追加などのイレギュラーにも柔軟に対応でき、社内開発と同じような自由度を確保できます。
また、システム開発後の保守まで考えた運用をしてくれるので、実際にシステムを使用する段階になっても安心です。
会社名 | オルグロー株式会社 |
---|---|
拠点 | 東京 ホーチミン(ベトナム) バンコク(タイ) |
対応ジャンル | フロントエンド制作 |
開発ツール | HTML、CSS、JavaScript、Wordpress、PHPなど |
8-2. SHIFT ASIA CO., LTD.
SHIFT ASIA CO., LTD.は、ソフトウェア開発やアプリ開発、WEBサイト制作などを行っています。
アジャイル開発によるスピーディな開発を標榜しており、日本人PMのもとでベトナム人フルスタックエンジニアとテストエンジニアが品質基準を順守して開発することが特徴です。
会社名 | SHIFT ASIA CO., LTD. |
---|---|
拠点 | ホーチミン、ハノイ(ベトナム) |
対応ジャンル | ソフトウェア開発 アプリ開発 WEBサイト制作 |
開発ツール | CAT、React、Java、Swift、Spring Cloud、MySQL、Redisなど |
8-3. プレイネクストラボ株式会社
プレイネクストラボ株式会社は、金融・ネットサービス・不動産・各種業務システムから自治体領域のシステムまで、幅広いジャンルで実績がある企業です。
拠点が日本国内なので、オフショア開発に興味はあるものの言語の壁に不安がある方にオススメと言えます。
会社名 | プレイネクストラボ株式会社 |
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拠点 | 東京、福岡 |
対応ジャンル | ITサービス スマートフォン向けモバイルゲーム開発 モバイルアプリ開発 |
開発ツール | PHP、Ruby、Python、Java、JavaScript、Objective-Cなど |
8-4. NewIT株式会社
NewIT株式会社は、ベトナムへのオフショアによって、低価格短納期でシステムを開発することを強みとしています。
日本で活動していたベトナム出身者が立ち上げた会社なので、日本企業とベトナム人エンジニアの橋渡しにも強いことが特徴です。ブロックチェーンやIoT、AIなどの先端技術にも対応しています。
ボードメンバーは、大手コンサルティング経歴を持つ優秀なエンジニアで構成されています。
会社名 | NewIT株式会社 |
---|---|
拠点 | 東京 |
対応ジャンル | アプリ開発 WEBシステム開発 |
開発ツール | React、jQuery、PHP、Java、MySQLなど |
8-5. 株式会社BAP
株式会社BAPは、日本人エンジニアとベトナム人エンジニアのセット体制が特徴の企業です。コミュニケーションが取りやすいため、はじめてオフショア開発を依頼する場合でも安心して任せられます。
会社名 | 株式会社BAP |
---|---|
拠点 | 東京、大阪(日本) ハノイ、フエ、ダナン、ホーチミン(ベトナム) |
対応ジャンル | アプリ開発 ブロックチェーン開発 WEBシステム開発 |
開発ツール | Java、Python、Lisp、Prolog、Ruby on Railsなど |
8-6. 株式会社バイタリフィ
株式会社バイタリフィは、日系オフショア企業のパイオニア的存在で、ホーチミンとハノイに拠点を構えています。2008年から従事しているオフショア開発のナレッジを活かしており、リピーターが多いことが特徴です。
日本とベトナムの両拠点に日本人PMが在籍しているため、日本基準のスケジュール管理・品質管理を実現できます。サポート体制が充実しているため、自社内にシステムに詳しいスタッフがいない場合でも安心です。
会社名 | 株式会社バイタリフィ |
---|---|
拠点 | ホーチミン、ハノイ(ベトナム) |
対応ジャンル | WEBサービス・業務システム開発 システム保守・運用 iOS・Android・PC用アプリ開発 |
開発ツール | HTML、CSS、JavaScript、Java、Objective-Cなど |
9. まとめ
この記事で紹介した通り、ベトナムはオフショア開発の委託先として最適な国です。
ベトナムでのオフショア開発はコストが抑えられるだけではなく、若い優秀なエンジニア人材を確保できます。
また、インフラ環境が整備されており、時差も少ないことから、日本企業がオフショア開発で抱えがちなトラブルも起きづらいことが特徴です。日本国内でのシステム開発に課題を感じている方は、ぜひベトナムでのオフショア開発を検討してみてください。
ベトナムのオフショア開発会社比較20選!大手会社を一覧で紹介
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