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2024.07.25

プログラミング外注サービスのおすすめ10選!外注先の選び方も紹介

プログラミング外注サービスのおすすめ10選!外注先の選び方も紹介

プログラミング外注サービスをお探しではないでしょうか。
本記事では、プログラミング外注サービス10社の概要からおすすめポイントまで詳しく紹介します。
プログラミングを外注するメリット、費用相場、選び方、依頼前にやっておくべきこと、外注する際の注意点についても解説しているため、プログラミング外注サービスを探している方はぜひ最後までご覧ください。

目次

    1. プログラミング外注サービスとは

    プログラミング外注サービスとは、システムやWEBアプリ、スマホアプリ、WEBサイトなど、プログラミングを必要とする製品やサービスの受託開発を行うサービスです。受託開発であるプログラミング外注サービスには、ラボ型開発と請負型開発の2種類があります。

    ラボ型開発とは、発注側企業の開発に必要なエンジニアを確保し、開発チームを編成、一定期間だけ提供するサービスです。発注側企業と受注側企業は準委任契約を締結しますが、発注側企業はエンジニアと雇用契約・準委任契約を締結することはありません。

    受注側企業はエンジニアと雇用契約、もしくは業務委託契約を締結しています。実際にエンジニアが開発を行うのは受注側企業の開発環境下であり、エンジニアが発注側企業へ直接出向いて作業することはありません。技術力や労働力を提供することを目的とした準委任契約を締結するため、受注側は製品やサービスを納品する義務はなく、開発が途中で失敗に終わったとしても責任を負うことはありません。

    ラボ型開発のプログラミング外注サービスの利用料金については、受注側が設定したプランに応じた料金を毎月支払うケースが一般的です。一方、請負型開発は、発注側企業が指定する要件に従って製品やサービスの開発を行い、納期までに成果物を納品するサービスです。

    契約形態としては請負契約となるため、受注側企業には納期までに製品やサービスを完成させ、納品する義務が生じます。請負型開発のプログラミング外注サービスの利用料金については、契約書に明記された費用を開発開始前と納品後に分けて支払うケースが一般的です。

    上記のように、プログラミング外注サービスにはサービスの内容や契約形態、費用を支払うタイミングなどが異なる場合があるので、ラボ型開発と請負型開発のどちらなのかを確認するようにしましょう。

    ラボ型開発と請負型開発については、下記の記事で詳しく解説しています。

    ラボ型開発とは?請負契約との違いとメリットを解説

    2. プログラミング外注サービスが注目されている背景

    プログラミング外注サービスが注目されている背景には、少子高齢化に伴う労働人口の減少により、優秀なエンジニアが不足しているという現状があります。

    自社でエンジニアを確保するためには、採用にかかる時間や教育の手間が発生し、それに対応するためのリソースを用意しなければなりません。また、開発プロジェクトが終了した後の人事計画も考慮する必要があります。

    一方、プログラミング外注サービスを利用すれば、エンジニアを雇用することなく開発を進めることができます。エンジニアへ支払う人件費よりも低コストで開発を進めることが可能です。

    3. プログラミング外注サービス10選

    プログラミングの外注サービスを提供するおすすめの会社は以下の10社です。

    1. オルグローラボ株式会社
    2. VNEXT JAPAN株式会社
    3. 株式会社アリス
    4. NashTech Japan株式会社
    5. 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ
    6. 株式会社エクスブレーン
    7. 株式会社アイディーエス
    8. 株式会社リーディングソフト
    9. 株式会社LIG
    10. 株式会社ハーミッツ

    それぞれの企業の概要からおすすめポイントまで詳しく紹介します。

    3-1. オルグローラボ株式会社

    サービスサイトはこちら

    オルグローラボ株式会社は、HTML、CSS、JavaScriptといったフロントエンド制作に強みを持つ、ベトナムのラボ型オフショア開発会社です。プログラミング外注サービスのほかにも、ラボ型オフショア開発やコーディングスクール、エンジニア採用支援を行っています。

    オススメのポイント

    • 各種プログラミング言語ごとに専門性をもったエンジニアが多数在籍
    • 自社で開発現場が求める実践的なコーディング能力をもつ人材を養成
    • お問い合わせから最短1日でのご提供が可能

    会社名オルグローラボ株式会社
    URLhttps://allgrow-labo.jp/
    TEL03-5784-4330
    本社所在地東京都渋谷区神泉町10-10 VORT渋谷神泉ビル 6階
    設立年2014年
    事業内容【ラボ型オフショア開発事業】
    ソフトウェア開発、Web開発、モバイルアプリ開発、
    WEB制作、ECサイト構築、業務系システム開発、
    各種運用保守、QA(品質保証)など
    ※参考
    PHPプログラマー:約230,000円/月~
    HTMLコーダー:約175,000円/月~
    Reactエンジニア:約290,000円/月~
    【コーディングスクール事業】
    【エンジニア採用支援事業】

    3-2. VNEXT JAPAN株式会社

    VNEXT JAPAN株式会社は、2017年に設立されたシステム開発やアプリ開発、AI(人工知能)開発、ブロックチェーン開発など幅広い分野の開発をサポートする企業です。

    開発実績
    ・人材マッチングシステム
    ・顧客管理システム
    ・瞳孔解析システム

    オススメのポイント

    • 多角的な事業展開によるノウハウと技術力
    • 幅広いスキルセットを習得した400名以上のエンジニアが在籍
    • お客様の課題を解決できる開発チームを提供
    会社名VNEXT JAPAN株式会社
    URLhttps://vnext.co.jp/
    TEL03-6811-6633
    本社所在地東京都千代田区外神田3-8-9昌徳ビル8F
    設立年2017年
    事業内容システム/アプリケーション開発
    ITエンジニア派遣

    3-3. 株式会社アリス

    株式会社アリスは、ビジネスソリューションサービスやソフトウェア開発、プロダクトセールス、AIセキュリティなどの事業を展開する企業です。

    開発実績
    ・英語学習アプリ
    ・ゲームアプリ
    ・動画作成&動画共有アプリ

    オススメのポイント

    • 低価格で優秀な人材を確保できる
    • 日本人ディレクターによる手厚いサポート
    • ⼤規模プロジェクトへの対応も可能
    会社名株式会社アリス
    URLhttps://www.aris-kk.co.jp/
    TEL
    本社所在地東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル10階
    設立年2001年
    事業内容セキュリティコンサルティングサービス
    AIセキュリティ製品
    ラボ型開発
    請負開発

    3-4. NashTech Japan株式会社

    NashTech Japan株式会社は、ベトナムのホーチミン市とハノイ市に開発拠点を構え、最先端技術を活用したコンサルティングやソフトウェア開発、BPOサービスを提供する企業です。

    オススメのポイント

    • 高い技術力を持つベトナム人エンジニアが2,000人以上在籍
    • 日本法人による国内での対応・サポート
    • 最新の技術を活用した豊富な開発実績
    会社名NashTech Japan株式会社
    URLhttps://www.nashtechglobal.jp
    TEL03-6262-5286
    本社所在地東京都中央区京橋3丁目1−1 14F
    設立年2000年
    事業内容テクノロジーアドバイザリー
    クラウドエンジニアリング
    データソリューション
    AI・機械学習
    アプリケーション エンジニアリング

    3-5. 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

    株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、新規事業 ・ サービス開発支援からUX・UIデザイン、ラボ型開発、受託型開発をサポートする企業です。

    開発実績
    ・位置情報履歴を保護者様に伝えるサービス
    ・白鵬引退宮城野襲名披露大相撲公式LPサイト
    ・業務管理/シフト管理システムのサイバーセキュリティテスト
    ・学習履歴データの可視化システ
    ・メルマガ・ニュースをスムーズに閲覧できるアプリの開発

    オススメのポイント

    • 日本とベトナムの開発拠点に在籍する500名以上のエンジニアを提供可能
    • 26,000名以上の開発エンジニアのリストを保有
    • 累計290社の開発をサポートしてきた高い技術力
    会社名株式会社ハイブリッドテクノロジーズ
    URLhttps://hybrid-technologies.co.jp/
    TEL
    本社所在地東京都中央区新川2-22-1 いちご新川ビル5F
    設立年2016年
    事業内容新規事業・サービス開発支援
    UX・UIデザイン
    ラボ型開発(ストック)
    受託型開発(フロー)
    アジャイル・スクラム開発手法
    ハイブリッド開発手法
    グロース
    Salesforceを使用した開発手法
    プロジェクトマネージメント支援・常駐型開発支援

    3-6. 株式会社エクスブレーン

    株式会社エクスブレーンは、ビジネスアプリケーションの提案・設計・開発やITインフラ環境に関するコンサルティング、DX推進に関するコンサルティングなどを行う企業です。

    オススメのポイント

    • 上流工程からシステムテスト、導入教育まで一括対応
    • メーカーや小売業、保育園、ホテル、アパレルなど幅広い業種での実績
    • 社員に対する充実した教育環境
    会社名株式会社エクスブレーン
    URLhttps://exbrain.jp/
    TEL
    本社所在地東京都豊島区北大塚2-15-9 ITY大塚ビル7F
    設立年2005年
    事業内容コンピューターシステムのソフトウェア開発、導入支援及びコンサルティング業務
    コンピューターシステムのネットワーク構築、運用、保守及びコンサルティング業務
    コンピューターの新規導入、機種変更、修理、廃棄代行業務
    パッケージソフトウェアの企画、開発、販売業務
    コンピューターハードウェア、ソフトウェア及びその周辺機器の販売業務
    インターネットにおける企業向けホームページ制作代行及びインターネット接続代行業務
    企業社員及び個人に対する情報処理技術者育成並びに各種資格取得支援の研修受託、実施
    労働者派遣事業

    3-7. 株式会社アイディーエス

    株式会社アイディーエスは、システム開発サービスやAWS環境構築サービス、オフショアラボサービス、システムエンジニアリングサービスなどの事業を展開する企業です。自社エンジニアによるプロジェクト推進支援を行う「システムエンジニアリング」、必要なスキルを持った人材をアサインする「人材派遣サービス」を提供しています。

    開発実績
    ・治験薬判定ツール
    ・旅行手配システム
    ・食品衛生管理システム
    ・医療機器管理システム
    ・ファイル受け渡しシステム

    オススメのポイント

    • 難易度が高いシステム開発・最先端技術を活用した開発の豊富な実績
    • チーム開発体制構築から保守運用、テクニカルサポートまで幅広く対応
    • 幅広い業種・技術・言語に対応可能なエンジニアを提案
    会社名株式会社アイディーエス
    URLhttps://www.ids.co.jp/
    TEL03-5484-7811
    本社所在地東京都港区芝2-3-18 YM芝公園ビル5階
    設立年1996年
    事業内容システムインテグレーション
    AI導入サービス
    環境構築サービス
    オフショア活用支援

    3-8. 株式会社リーディングソフト

    株式会社リーディングソフトは、アジャイル導入支援やクラウド・コンテナ基盤構築、システム開発・保守サービス、システムマイグレーション支援、日中間のビジネス創出などのITサービスを提供する企業です。

    開発実績
    ・基幹会計システムをSAPからJAVAへ移行
    ・パッケージ製品の保守とエンハンス、新製品開発の体制構築
    ・配信コンテンツのスマホ向けアジャイル開発

    オススメのポイント

    • 短期的な反復開発を行うアジャイル開発を採用
    • 10年以上に及ぶ豊富なアジャイル開発実績
    • スクラムによく利用される技術関連の人材育成
    会社名株式会社リーディングソフト
    URLhttps://leadingsoft.co.jp/
    TEL03-5715-6162
    本社所在地東京都品川区南品川二丁目2番7号 南品川Jビル6階
    設立年2008年
    事業内容業務システムの受託開発
    業務システム、業務パッケージの保守開発(デリバリー・センター)
    オフショア・アジャイル開発(スクラム開発)
    クラウド基盤構築
    システムマイグレーション支援サービス
    日中間ビジネス創出サービス

    3-9. 株式会社LIG

    株式会社LIGは、幅広いスキルセットに対応した海外の優秀なエンジニアを提供できるプログラミング外注サービスです。プログラミング外注サービスだけでなく、システム開発やアプリ開発、保守運用にも対応しています。

    開発実績
    ・音声AI SaaSプロダクトの技術検証およびシステム開発
    ・治験プラットフォームのシステム開発
    ・コンシューマゲームアプリのユーザー向けポータルサイト制作

    オススメのポイント

    • アジャイル型やウォーターフォール型、ハイブリッド型にも対応
    • 幅広いスキルセットに対応できるエンジニアが多数在籍
    • 企画から開発までワンストップで対応
    会社名株式会社LIG
    URLhttps://liginc.co.jp/solutions/technology
    TEL03-6240-1253
    本社所在地東京都台東区小島2-20-11
    設立年2007年
    事業内容システム開発
    アプリ開発
    保守運用
    生成AIコンサルティング
    電子カルテ

    3-10. 株式会社ハーミッツ

    株式会社ハーミッツは、インドや英国、米国におけるシステム開発、アウトソーシングコンサルティングなどの経験を活かしたモバイルアプリ開発・システム開発を行う企業です。

    オススメのポイント

    • 日本水準の高品質なインドのオフショア開発
    • お客様が抱える課題を解決し成長に貢献するプランを提案
    • ローコード開発やクラウドサービスを活用したシステム開発
    会社名株式会社ハーミッツ
    URLhttps://hermits.co.jp/
    TEL
    本社所在地神奈川県横浜市青葉区美しが丘1丁目13番地10吉村ビル107号
    設立年2017年
    事業内容モバイルアプリ開発
    システム開発

    4. プログラミングを外注するメリット

    プログラミングを外注するメリットは大きく以下の4つです。

    • コストを削減できる
    • 開発スピードの向上が期待できる
    • 社内リソースが確保できる
    • 実績豊富で専門知識のある人材に依頼ができる

    それぞれのメリットについて詳しく解説します。

    4-1. コストを削減できる

    プログラミングを外注するメリットの1つ目は、コストを削減できることです。

    自社のリソースで開発を進めるためには、時間と手間をかけてエンジニアを探す必要があります。エンジニアを雇用すると、賞与、残業代、労務管理費、社会保険料、福利厚生費、教育・研修費までさまざまなコストがかかるだけでなく、一度雇用したら容易に契約解除できません。また、環境整備や設備投資も必要です。

    一方、プログラミング外注サービスを利用すれば、エンジニアを雇用することなく、開発を進めることが可能です。発注側企業とプログラミング外注サービスを提供する企業は準委託契約、もしくは請負契約を締結し、エンジニアはプログラミング外注サービスを提供する企業と雇用契約、もしくは業務委託契約を締結する構造です。

    そのため、発注側企業はエンジニアと雇用契約を締結する必要はありません。エンジニアに対する人件費や開発環境を構築する費用は不要なため、自社で開発するより低コストで開発を進められるでしょう。

    4-2. 開発スピードの向上が期待できる

    プログラミングを外注するメリットの2つ目は、開発スピードの向上が期待できることです。

    ラボ型開発のプログラミング外注サービスはアジャイル開発との相性が良く、開発の初期段階で詳細な要件定義を行い順序立てて開発を進めるウォーターフォール開発と比べて、短期間で開発を進めたい場合に適しています。

    アジャイル開発とは、要件定義から計画、設計、実装、テストまでを短い期間で何度も繰り返す開発手法です。

    アジャイル開発のメリット・デメリットは以下の通りです。

    メリット仕様の変更や追加に対応しやすい
    不具合の発見・解消がしやすい
    ユーザーの意見を取り入れやすい
    デメリットシステムの方向性が定まりづらい
    開発期間を予測しづらい
    進捗状況を把握しづらい
    納期に大幅な遅れが出てしまう恐れがある
    開発費用が予想以上に膨れ上がる可能性がある

    アジャイル開発については、下記の記事で詳しく解説しています。

    アジャイル開発とは?オフショア開発への効果と有効性を解説

    4-3. 社内リソースが確保できる

    プログラミングを外注するメリットの3つ目は、社内リソースが確保できることです。

    自社で開発を行う場合、人材・資金・設備・時間など、社内リソースを圧迫します。
    開発には要件定義から基本設計、詳細設計、開発、テスト、リリース、保守運用、改善修正までさまざまな工程があり、小規模な開発でも数か月、大規模な開発だと数年かかるケースもあり、本業の合間に少ないリソースで開発する場合、さらに時間がかかることもあるでしょう。また、プログラミングに関する知見や経験が少ない従業員が開発するのであれば、長期的な目線で技術やノウハウを蓄積する必要があり、開発が軌道に乗るまでに多くの時間を要します。

    一方、プログラミングを外注することで別途費用はかかりますが、開発環境を構築する手間やエンジニアを雇用するコスト、社内リソース不足に伴う全体の生産性低下を避けられるのであれば、外部リソースを使うメリットは大きいでしょう。

    4-4. 実績豊富で専門知識のある人材に依頼ができる

    プログラミングを外注するメリットの4つ目は、実績豊富で専門知識のある人材に依頼ができることです。

    実績豊富で専門知識のあるエンジニア、即戦力となるエンジニアを自社で確保するのは容易ではありません。優秀なフリーランスエンジニアは需要が高く、一度開発に参加すれば長期間拘束されるため、フリーの状態でいる時間はそれほど長くありません。求人サイトを利用しても、募集を始めて採用に至るまでに半年から1年ほどかかるケースもあるでしょう。

    一方、プログラミングを外注すれば、実績豊富で専門知識のあるエンジニアをすぐに確保することが可能です。プログラミング外注サービスを提供する企業には、実績が豊富なエンジニアが多数在籍しており、幅広い開発言語やフレームワークに精通しているため、自社の開発分野にマッチしたエンジニアを提供してもらえます。

    5. プログラミング外注業者の費用相場

    請負型開発の場合の費用は、数百万円程度の小規模な開発案件から数億円かかる大規模開発案件まで、プロジェクトの内容次第で大きく変動します。開発期間や開発分野、エンジニアの技術力によって費用が左右されるため、具体的な目安を一概に示すことは難しいです。

    一方、ラボ型開発の外注業者の費用の大半を占めるのは、提供されるエンジニアの人数と単価です。提供されるエンジニアの人数が多いほど費用も高くなります。

    また、海外のオフショア開発の場合、日本人エンジニアと比べて人件費が低いエンジニアを活用できるため、月額料金も安くなる傾向にあります。オフショア開発も行っているプログラミング外注業者の場合、オフショア開発の拠点がどこの国にあるのかによってエンジニアの人件費の目安が異なります。

    オフショア開発の主要な国別のエンジニアの人件費の目安は以下の通りです。

    開発国エンジニア
    ベトナム20万~35万円
    インド30万~60万円
    中国35万~55万円
    タイ27万~37万円
    インドネシア24万~32万円
    フィリピン25万~35万円
    ミャンマー10万~20万円

    オフショア開発の費用については、下記の記事で詳しく解説しています。

    オフショア開発の費用とは?人件費相場を地域別に解説

    6. プログラミング外注業者の選び方

    プログラミング外注業者の選び方は大きく以下の5つです。

    • 得意領域や開発言語の強みで選ぶ
    • 過去の開発実績で選ぶ
    • 管理能力の高さで選ぶ
    • コミュニケーションの取りやすさで選ぶ
    • 保守、運用時のサポート体制の充実さで選ぶ

    それぞれの選び方について詳しく解説します。

    6-1. 得意領域や開発言語の強みで選ぶ

    プログラミング外注業者の選び方の1つ目は、得意領域や開発言語の強みで選ぶことです。

    プログラミング外注業者は、それぞれ得意な開発領域や開発言語が異なります。コーポレートサイトやECサイトの構築を得意とする企業、WEBアプリやスマホアプリの開発が得意な企業、基幹システムや組み込みソフトウェアの開発が得意な企業など、得意な開発領域や開発言語はさまざまです。

    得意ではない領域の開発を依頼すれば、開発期間が長くなったり、開発費用が膨れ上がったりする恐れがあります。プログラミング外注業者を選ぶ際は、自社の開発領域に強みを持つ企業を選びましょう。

    6-2. 過去の開発実績で選ぶ

    プログラミング外注業者の選び方の2つ目は、過去の開発実績で選ぶことです。

    前述したプログラミング外注業者の得意領域や開発言語の強みは、企業のWEBサイトを見ただけではよく分からないこともあるでしょう。プログラミング外注業者がどの領域の開発を得意としているのか、どの開発言語を使用する開発を得意としているのかは、過去の開発実績から判断できます。具体的にどのような製品やサービスを開発したのか、開発期間はどのくらいなのか、開発に参加したエンジニアは何名だったのかなど、過去の開発実績を確認しましょう。

    6-3. 管理能力の高さで選ぶ

    プログラミング外注業者の選び方の3つ目は、管理能力の高さで選ぶことです。

    システムやソフトウェアの開発は、エンジニアだけで行われるわけではありません。開発の責任者であるプロジェクトマネージャーによる計画立案、エンジニアの選定、進捗状況の確認が重要になります。

    プロジェクトマネージャーの管理能力が低い場合は、プロジェクトの進行が遅れたり、コストが膨らんでしまうかもしれません。プログラミング外注業者を選ぶ際は、管理能力が高いプロジェクトマネージャーがいる企業を選ぶようにしましょう。

    6-4. コミュニケーションの取りやすさで選ぶ

    プログラミング外注業者の選び方の4つ目は、コミュニケーションの取りやすさで選ぶことです。

    開発をスムーズに進めるため、打ち合わせ段階における窓口担当者とのコミュニケーションや、エンジニアとの日々のコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションをスムーズにするためにはツールの選定や連絡体制が大事です。普段使いなれていないツールだと、レスポンスが遅くなったり、十分なコミュニケーションが取れないこともあるでしょう。プログラミング外注業者を選ぶ際は、普段自社が使っているツールを使用できるか、日本語通訳やブリッジSEの有無など、コミュニケーションが取りやすい体制が用意されているかを確認しておきましょう。

    ブリッジSEについては、下記の記事で詳しく解説しています。

    ブリッジSE(ブリッジエンジニア)とは?仕事内容や必要なスキルを紹介

    6-5. 保守、運用時のサポート体制の充実さで選ぶ

    プログラミング外注業者の選び方の5つ目は、保守、運用時のサポート体制の充実さで選ぶことです。

    システムやWEBアプリ、WEBサイトの開発は、製品やサービスがリリースされれば終わりではありません。発見された課題を解消したり、新たに機能を追加したりするなど、保守・運用が必要です。

    自社で保守・運用のリソースを確保できない場合は、それらのサポート体制が充実したプログラミング外注業者を選びましょう。

    7. プログラミングを外注する前にやっておくべきこと

    プログラミングを外注する前にやっておくべきことは大きく以下の2点です。

    • 依頼前に自社の開発目的を明確にしておく
    • 複数社に見積もりを依頼する

    やっておくべきことについて詳しく解説します。

    7-1. 依頼前に自社の開発目的を明確にしておく

    プログラミングを外注する前にやっておくべきことの1つ目は、依頼前に自社の開発目的を明確にしておくことです。

    請負型開発のプログラミング外注サービスでは、発注側企業が決めた仕様や要件定義に従って受注側企業が開発を進めます。発注側企業の開発目的や仕様、要件定義があいまいなままでは、受注側企業は開発計画や費用を正確に見積もることができません。スムーズに契約を締結し、適正な費用と期間で開発を進めるためには、依頼前に自社の開発目的を明確にしておく必要があります。

    一方、ラボ型開発のプログラミング外注サービスは、開発の柔軟性を重視するプロジェクトに適しており、仕様や要件定義があいまいなままでもサービスを利用できます。開発途中で仕様を変更したり、追加したりすることも可能です。

    7-2. 複数社に見積もりを依頼する

    プログラミングを外注する前にやっておくべきことの2つ目は、複数社に見積もりを依頼することです。

    請負型開発のプログラミング外注サービスを利用する場合は、開発費用の項目が多岐にわたるため、見積もり金額が妥当なのか判断しづらいこともあるでしょう。複数社から見積もりを取ることで項目ごとの金額を比較できるため、適正な金額なのか判断しやすくなります。

    8. プログラミングを外注する際の注意点

    プログラミングを外注する際の注意点は大きく以下の3つです。

    • 要件の共有を徹底しておこなう
    • 仕様変更がないよう仕様を入念にチェックする
    • 定期的にコミュニケーションを取る

    それぞれの注意点について詳しく解説します。

    8-1. 要件の共有を徹底しておこなう

    プログラミングを外注する際の注意点の1つ目は、要件の共有を徹底しておこなうことです。

    プログラミング外注サービスでは発注側企業の要件定義に従って開発を進めるため、エンジニアと正確な情報共有ができていなければ、期待通りの製品やサービスを開発できません。日本人エンジニアではなく、海外のエンジニアが開発を行う場合はなおさら、日本語特有のニュアンスや日本市場の特性を正確に理解できていないことがあります。プログラミングを外注する際は、認識に齟齬が生じていないかを何度も確認し、要件定義の共有を徹底して行いましょう。

    8-2. 仕様変更がないよう仕様を入念にチェックする

    プログラミングを外注する際の注意点の2つ目は、仕様変更がないよう仕様を入念にチェックすることです。

    前述したように、請負型開発のプログラミング外注サービスでは、契約書に記載された仕様や要件定義通りに受注側企業が開発を進めます。開発を開始したあとに仕様を変更する場合、受注側企業は開発計画を見直すことになり、開発にかかる費用も算出し直す必要があるため、一度契約を破棄したうえで再契約が必要です。場合によっては、受注側企業から仕様の変更を拒否されることもあるでしょう。

    上記のような事態を避けるために、プログラミング外注サービスと契約を締結する前に仕様変更がないよう仕様を入念にチェックする必要があります。

    一方、ラボ型開発のプログラミング外注サービスなら、依頼する前に仕様を完全に固めておく必要はありません。開発途中で仕様を変更したり追加したりしても、再契約や追加の費用は不要です。

    ただし、何度も仕様の変更を繰り返すと、計画的に開発を進められず、開発期間が長くなってしまう恐れもあります。開発期間が長くなればサービスの利用期間も長くなるため、トータルコストも増加します。仕様変更によりユーザーの利便性が向上する場合もあるため、開発予算と相談しながら仕様の見直しを検討しましょう。

    8-3. 定期的にコミュニケーションを取る

    プログラミングを外注する際の注意点の3つ目は、定期的にコミュニケーションを取ることです。

    ラボ型開発のプログラミング外注サービスの場合は、エンジニアの技術力・労働力の提供を受けられますが、開発のすべてを任せきりにできるわけではありません。仕様通りに開発できているか、計画通りのペースで開発できているか、頻繁にコミュニケーションを取って進捗状況を確認しなければいけません。定期的なオンライン会議を通じてエンジニアに指示内容を説明したり、資料の共有方法や打ち合わせ方法も工夫しましょう。

    一方、請負型開発のプログラミング外注サービスは、頻繁にコミュニケーションを取る必要があるのは契約締結時までで、その後は成果物が納品されるまで受注側企業に開発を一任します。

    9. まとめ

    今回は、プログラミング外注サービス10社の概要やおすすめポイントについて紹介しました。

    プログラミングを外注するメリット、選び方、依頼前にやっておくべきこと、外注する際の注意点は以下の通りです。

    プログラミングを外注するメリットコストを削減できる
    開発スピードの向上が期待できる
    社内リソースが確保できる
    実績豊富で専門知識のある人材に依頼ができる
    選び方得意領域や開発言語の強みで選ぶ
    過去の開発実績で選ぶ
    管理能力の高さで選ぶ
    コミュニケーションの取りやすさで選ぶ
    保守、運用時のサポート体制の充実さで選ぶ
    依頼前にやっておくべきこと依頼前に自社の開発目的を明確にしておく
    複数社に見積もりを依頼する
    外注する際の注意点要件の共有を徹底しておこなう
    仕様変更がないよう仕様を入念にチェックする
    定期的にコミュニケーションを取る

    プログラミング外注サービスの利用を検討している方は、この記事で紹介した企業情報をもとに、自社に合った最適な会社をお選びください。

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