経験者は語ります!今こそベトナム人プログラマの突然退職を回避しよう!

経験者は語ります!今こそベトナム人プログラマの突然退職を回避しよう!

ベトナム人の転職について、自分は会社の雰囲気が原因だと思っていました。

ベトナムの風景

 

ベトナム人のプログラマーがよく辞めるので困っている、ということをよく聞きます。実際にそうです。

日本国内でのプログラマーの人手不足を解消するためにベトナムにオフショア拠点を設けたのに、教育もして、コミュニケーションにも気を配り、ようやく意思疎通ができるようになって、さあこれからだと、露骨な言い方をすれば、さあこれからが投資の回収だと思ったら、頼りにしていた人材がやめてしまう。がっかりしますよね。

 

私はこれまで、会社の待遇が悪いことが問題だと思っていました。待遇というか、雰囲気ですね。
多くの在ベトナム日系企業は、アットホームな雰囲気を作ろうと努力しています。チームとしての一体感を持つように、と。

 

そのため、多くの日系企業は社員旅行を行います。これはベトナム人社員は喜ぶんですね。楽しそうな社員旅行の写真をよく見ます。

また、定期的な食事会や、フットサルの社内クラブや、日本語教育クラスの開催など、愛社精神や仲間意識を醸成しようとしています。

 

しかしそれで、プログラマー退職率が下がるのでしょうか?

 

旅行やパーティはたしかに楽しいでしょう。でもそれがあったからといって転職を思いとどまるものでしょうか?

 

頼りにしていたエンジニアが、他社に引き抜かれてある日突然辞めてしまうということが回避できるのでしょうか?

 

私は今はそれを疑問に思っています。

でも、昇給をすることで、突然の退職が解決するんです。

オルグローラボのスタッフ

 

私達オルグローラボ社でも、そのように考えていました。だから社員旅行も食事会も社内パーティーも一通りやってみました。

しかし、それによって何かが変わったというようには思えませんでした。

 

でも、たった一つだけ効果的な方法がありました。そして、それだけしかありませんでした。

 

それはずばり「昇給」です。

 

これは効きます。

自分が評価されて給与が上がること。これほどモチベーションが上がることはありません。

昇給のためには自分はどのようにしなければいけないか考えること。これほど教育効果のあることはありません。

昇給されないこと。または解雇されること。これを避けるためにはどうしなければいけないか。これほどはっきりした基準はありません。

 

「結局金か」と寂しそうに言う日本人は多いですが、私はそれは日本人のほうが間違っていると思います。

 

会社は家族ではありません。職場にはお金を稼ぎに来ているのです。なぜそこで働くのか、どのように評価されているのかというのは、最終的には給与という形を取るというのは、ベトナムであろうと日本であろうと同じです。これが本質です。我々日本人はその本質を衣にくるんで見えないふりをしているだけです。

 

もちろん、お金のことだけを考えたギスギスした職場にしろとはいいません。仲良くやっていくのは良いことです。しかしそれは、あくまで「給与(昇給)」というはっきりした土台の上に築くべきものです。そこを見ないふりして、ただ「私たちは仲良しです」というのは欺瞞だと思います。

 

そしてベトナム人社員は、その欺瞞をはっきりと見抜いていて、転職による給与アップの機会があったら事後通告でやめてしまうのです。

というわけで、ベトナムのプログラマーの転職をマネージメントしてみたいと思います。

オルグローラボスタッフの作業の様子

 

もちろん、ただ漫然と昇給すればよいというものではないです。戦略的にマネージメントする必要があります。

 

ベースアップというのは、私はこの社会に向かない考え方だと思います。オルグローラボではそのような硬直的な方法をお勧めしておりません。

 

私達オルグローラボの提供するラボでは、ご提供するスタッフの給与を開示しています。そして昇給(むろん減給や解雇も含めて)の決定をお客様にお任せしています。そして、昇給してあげてください、メリハリを付けて小刻みに少しずつ昇給してあげてください、相場よりもやや高めの給与をあげてください、とお客様にアドバイスしています。

 

日本では昇給が経営を圧迫してしまうかもしれません。ただ、給与が低いベトナムではそれができます。

 

それが、「ようやく使えるようになったプログラマーが突然やめてしまうこと」を避ける、もっとも効率的で、おそらく唯一の方法です。

 

弊社のラボは「給与+サービス費」という透明性のある料金体系になっていて、サービス費は固定です。

給与、社会保険プラスサービス費

 

他社のラボは料金の内訳がブラックボックスになっていて、例えば給与5万円の人材が人月25万円前後で貸し出されています。ブラックボックスになっているため、昇給に便乗して昇給額以上の料金をお客様に請求することが多いようです。

不明瞭な料金体系

 

弊社のラボではこういった便乗値上げが仕組み上起こりません。

 

私達にご相談いただければ、具体的にアドバイスいたします。ぜひ一度ご連絡ください。